犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

フィリピンの酒

2022-10-03 23:49:59 | 飲む
「フィリピンでは、どんなお酒を飲むの?」

 D(娘の夫、フィリピン人)に聞きました。

「ブランデーです」

「ブランデー? 高いでしょう?」

「いえ、安いです」


 私のイメージでは、蒸留酒の中で、ブランデーはウイスキーよりも高い。

 20歳の時、語学研修兼バックパックツアーでヨーロッパを一人旅したとき、帰りの免税店で、無理をしてカミュ・ナポレオンを買いました。

 そのボトルは10年以上、後生大事に実家の応接間に飾られていて、開封したときには味が落ちていたような気がしました。

「フランスからの輸入でしょう?」

「いえ、フィリピンで作っています」

「いくらぐらい?」

「1本、200ペソ(400円)ぐらいです」

(???)


「…赤ワインはあまり好きじゃないっていってたけど、ブランデーは飲むんだ」

「は?」

「ワインもブランデーも、原料はブドウでしょう?」

「ブランデーは、ブドウから作るんですか?」


 なんか、話がかみ合わないので、話を打ち切りました。

 ネットで調べてみると…。

 なんと、フィリピンは世界最大のブランデー生産国なのでした。

 もっとも人気があるブランドは、エンペラドール

 750ccのボトルが、100ペソから299ペソ(200円から600円)というから、韓国焼酎より安い。

 そして、原料はブドウではなく、サトウキビなのでした。

 そもそもブランデーとは、「果実から作る蒸留酒」。

 ブドウだけではなく、リンゴやチェリーから作るものもあるんだとか。

 サトウキビから作る酒って、ラム酒じゃないの?

 そもそも、サトウキビって「果実」か?

 いろいろな疑問が沸き上がりますが、安くておいしければ、許す。

 こんど、フィリピンのエンペラドールをどこかで見つけたら、飲んでみようと思います。

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2 コメント

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お酒 (スンドゥブ)
2022-10-04 07:59:47
フィリピンのパブでよく見かけたのが、ラム酒。それにテキーラ。もちろん、ウイスキーやブランデーもありますが、前者が目立つのは、自分にとって普段あまりなじみが無いせいでしょう。どちらもサトウキビが原料と思いました。一気飲みして盛り上がることもありましたが、今となっては良い思い出です。
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コメントありがとうございます (bosintang)
2022-10-09 18:04:14
私はフィリピンに行ったとき、サンミゲルビールと、サンミゲル社が出しているジンを飲みました。

ただ、ジンはアップルサイダーと半々に割って飲んだので、酒の味はよくわかりませんでした。
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