最近は韓国料理でも鶏料理のバラエティーが増えてきたように思います。
12年前,私が韓国で暮らし始めたとき,韓国料理としての鶏料理はサムゲタン(삼계탕)ぐらいしかなかったと記憶しています。あとは食事としてではなく,ビールのつまみに食べるヤンニョムチキン,そしてファストフードのKFC(ケンタッキー)ぐらい。
家庭料理としてはタットリタン(닭도리탕,鶏をジャガイモなどといっしょに辛く煮込んだ料理)もありましたが,レストランのメニューには載っていませんでした。
その後,新しい鶏料理がじわじわと,あるいは爆発的に流行し,今では多様な鶏料理が定着しています。
まず90年代中盤に広がったのがタッカルビ(닭갈비)。「春川タッカルビ」の名前で人気を博しました。鉄板の上で鶏肉(たいてい骨つき)をコチュジャンとともに炒めたものです。
そして2000年を過ぎたころ,爆発的に流行したのがチムタク(찜닭,辛い煮込み料理。タットリタンと似ている)。安東地方の郷土料理ということで「安東チムタク」という看板がたくさん並びました。
これは流行が急激だったぶん衰退も早く,今はあまり看板を見ません。
前回ご紹介したタッカンマリ(닭한마리)も登場もこのころだと思いますが,チムタクの陰でひっそりと広まっていったようです。
そして2005年ごろにこれまた大流行したのがプルタク(불닭)です。「火の鶏」という名のとおり,激辛料理です。炒めたり串焼きにしたりしますが,あの辛い武橋ナクチが好きな私でももてあます恐怖の料理です。
私が独り暮らしになったあと,当時高校生の次女が遊びに来たときに初めて行ったのですが,二人がかりでも半分残しました。若者の間では,辛さの肝試し的に使われてるんじゃないかと思います。
その他,居酒屋ではトンチプ(똥집,糞の家=砂肝)とか,タッパル(닭발鶏の脚の皮の部分を炒めたもの)などもこの10年で出てきたものじゃないかと思います。ま,私の観察ではそうですが,もっと古くからあったのかもしれません。
12年前,私が韓国で暮らし始めたとき,韓国料理としての鶏料理はサムゲタン(삼계탕)ぐらいしかなかったと記憶しています。あとは食事としてではなく,ビールのつまみに食べるヤンニョムチキン,そしてファストフードのKFC(ケンタッキー)ぐらい。
家庭料理としてはタットリタン(닭도리탕,鶏をジャガイモなどといっしょに辛く煮込んだ料理)もありましたが,レストランのメニューには載っていませんでした。
その後,新しい鶏料理がじわじわと,あるいは爆発的に流行し,今では多様な鶏料理が定着しています。
まず90年代中盤に広がったのがタッカルビ(닭갈비)。「春川タッカルビ」の名前で人気を博しました。鉄板の上で鶏肉(たいてい骨つき)をコチュジャンとともに炒めたものです。
そして2000年を過ぎたころ,爆発的に流行したのがチムタク(찜닭,辛い煮込み料理。タットリタンと似ている)。安東地方の郷土料理ということで「安東チムタク」という看板がたくさん並びました。
これは流行が急激だったぶん衰退も早く,今はあまり看板を見ません。
前回ご紹介したタッカンマリ(닭한마리)も登場もこのころだと思いますが,チムタクの陰でひっそりと広まっていったようです。
そして2005年ごろにこれまた大流行したのがプルタク(불닭)です。「火の鶏」という名のとおり,激辛料理です。炒めたり串焼きにしたりしますが,あの辛い武橋ナクチが好きな私でももてあます恐怖の料理です。
私が独り暮らしになったあと,当時高校生の次女が遊びに来たときに初めて行ったのですが,二人がかりでも半分残しました。若者の間では,辛さの肝試し的に使われてるんじゃないかと思います。
その他,居酒屋ではトンチプ(똥집,糞の家=砂肝)とか,タッパル(닭발鶏の脚の皮の部分を炒めたもの)などもこの10年で出てきたものじゃないかと思います。ま,私の観察ではそうですが,もっと古くからあったのかもしれません。
店は相当古いですよ。
調べてみると
「東大門総合市場のモクチャ通りから流行し始めたタッカンマリの元祖は「チン・オクファおばあさん元祖タッカンマリ」
だそうで,1986年開店。
http://news.naver.com/main/read.nhn?mode=LSD&mid=sec&sid1=103&oid=015&aid=0000767021
「登場」は86年で,流行が2000年ごろということのようです。
唐辛子入りの赤くて辛い鍋をチョクスクと呼ぶのかと思って調べたら,ありませんでした。