数日前のニュースですが、韓国悲願の宇宙ロケット、羅老号の打ち上げがまたも延期されました。
今回は韓国が製作した二段目のロケットで問題が生じたようです。
朝鮮日報によれば、当該のロケットは2008年に三つ同時に作られたもののうちの最後の一つで、すでに5年近い年月がたっているため、「老朽化」のおそれありとのこと。
「羅老」の名前のなかに「老」が入っているのがいけなかったんじゃないか。
「羅老号」(ナロホ)という発音は、中国語では「落了好」(落ちてよかった)という意味になるとか(→リンク)。
調べてみると、羅老というのは、羅老島に置かれた宇宙センターの名前。ちょうど、日本初の人工衛星の名前が大隅半島からとられたようなもの。北朝鮮のミサイル、ノドンとかテポドンも地名のようです。
中央日報は、その開発過程を「奇形的」と評しています(→リンク)。
外国の技術をそのまま導入したり、独自で開発したりするのではなく、一段目と二段目をそれぞれロシアと韓国で開発し、あとでそれを連結するところが「奇形的」といわれるゆえんです。
韓国はすでにこのロケット開発に日本円で650億円を投入したそうです。
たとえ打ち上げに成功したとしても、一段目はロシア製ですから、「独自開発」を謳えないし、またロシアは一段目の技術を徹底的に秘匿しているそうですから、技術の移転や蓄積も望めない。
だいたい、なんで宇宙ロケットの開発にこれほどこだわるのかがわからない。宇宙ロケットなんてなくても高い一人当たりGDPを誇っている先進国はたくさんあります。
日本への対抗意識?
北朝鮮のロケット技術に対する焦り?
おそらくその両方なんでしょう。
今回の打ち上げが成功すれば、李明博大統領の花道を飾ったはずですが、来年に延期されたことで、新大統領就任の祝砲になりそうです。(成功すれば)
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