写真:バロットとプト
※ 下のほうに少しグロテスクな写真があるのでご注意ください。
D(三女の夫、フィリピン人)が、フィリピン料理をテイクアウトで買ってきました。
私が住む埼玉県飯能市のお隣の入間市には、工業団地があるせいか、そこで働くフィリピン人が多いらしく、入間市駅近辺のフィリピンの食べ物を売る店があるんだそうです。
Dが行ったのは、自宅の前に屋台を出して、フィリピン料理を売る店。その場で食べることもできるし、テイクアウトもOK。
Dは、そこでフィリピン風串焼き(豚肉)を食べ、家族のためにルンピア(フィリピン風春巻き)、バロット(アヒルのゆで卵)、プト(フィリピン風蒸しパン)を買ってきてくれました。
バロットは、2年ほど前にフィリピンに行ったとき、一度食べたことがあります。
フィリピン便り~外食
ですので、今回で二度目。
見た目は普通のゆで卵ですが、ニワトリの卵ではなく、アヒルの卵。中華料理ではピータンというアヒルの卵の塩漬け(?)がありますが、そのゆで卵バージョンです。
問題は、その卵が有精卵で、中身が育ってからゆでるという点にあります。
育ち方によって、7日物、15日物、孵化直前などがある。
「これ何日物?」
「わからないです。割ってみないと…」
前回食べたのは7日物。
まだヒヨコの姿は判然とせず、それほど抵抗がありませんでした。孵化直前のものはほとんどヒヨコで、羽根やくちばしまであるというから恐ろしい。
「じゃ、割ってみよう」
前回は、割ってまずスープを飲んだ覚えがありますが、今回はスープといえるほどの液体部分はなく、肉状の物体が出てきました。
この手のゲテモノは、ちびちび食べるのではなく、思い切ってかぶりつくのがコツです。
食べてみると、かなり歯ごたえがある。筋肉と軟骨でしょうか。10日~15日物ぐらいなんでしょう。
味は鶏肉とゆで卵の中間といった感じ。塩を振りながらおいしくいただきました。
最後に白くてかたい塊が残ったのは頭蓋骨?
「それはカルシュームです」
(骨みたいなもんだね)
まあ、「ぜひまた食べたい!」というほどのものではありませんが。
「で、これいくらだった?」
「高かったです。一個250円。フィリピンでは20ペソ(40円)ぐらいです」
ルンピアやプトは私以外の家族にも好評。また買ってきてほしいです。
気持ちが悪いので今後も食べることは無いかもしれません。
ところで韓国では「マムチュン」という人たちがいるそうですが、これも食えそうにないですね。