犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

二度目のバロット

2022-10-24 22:52:14 | フィリピン

写真:バロットとプト

※ 下のほうに少しグロテスクな写真があるのでご注意ください。

 D(三女の夫、フィリピン人)が、フィリピン料理をテイクアウトで買ってきました。

 私が住む埼玉県飯能市のお隣の入間市には、工業団地があるせいか、そこで働くフィリピン人が多いらしく、入間市駅近辺のフィリピンの食べ物を売る店があるんだそうです。

 Dが行ったのは、自宅の前に屋台を出して、フィリピン料理を売る店。その場で食べることもできるし、テイクアウトもOK。

 Dは、そこでフィリピン風串焼き(豚肉)を食べ、家族のためにルンピア(フィリピン風春巻き)、バロット(アヒルのゆで卵)、プト(フィリピン風蒸しパン)を買ってきてくれました。

 バロットは、2年ほど前にフィリピンに行ったとき、一度食べたことがあります。

フィリピン便り~外食

 ですので、今回で二度目。

 見た目は普通のゆで卵ですが、ニワトリの卵ではなく、アヒルの卵。中華料理ではピータンというアヒルの卵の塩漬け(?)がありますが、そのゆで卵バージョンです。

 問題は、その卵が有精卵で、中身が育ってからゆでるという点にあります。

 育ち方によって、7日物、15日物、孵化直前などがある。

「これ何日物?」

「わからないです。割ってみないと…」


 前回食べたのは7日物。

 まだヒヨコの姿は判然とせず、それほど抵抗がありませんでした。孵化直前のものはほとんどヒヨコで、羽根やくちばしまであるというから恐ろしい。

「じゃ、割ってみよう」

 前回は、割ってまずスープを飲んだ覚えがありますが、今回はスープといえるほどの液体部分はなく、肉状の物体が出てきました。






 この手のゲテモノは、ちびちび食べるのではなく、思い切ってかぶりつくのがコツです。

 食べてみると、かなり歯ごたえがある。筋肉と軟骨でしょうか。10日~15日物ぐらいなんでしょう。

 味は鶏肉とゆで卵の中間といった感じ。塩を振りながらおいしくいただきました。

 最後に白くてかたい塊が残ったのは頭蓋骨?

「それはカルシュームです」

(骨みたいなもんだね)


 まあ、「ぜひまた食べたい!」というほどのものではありませんが。

「で、これいくらだった?」

「高かったです。一個250円。フィリピンでは20ペソ(40円)ぐらいです」

 ルンピアやプトは私以外の家族にも好評。また買ってきてほしいです。

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2 コメント

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バロット (スンドゥブ)
2022-10-25 07:55:52
バロットとポンテギは食べたことがありません。
気持ちが悪いので今後も食べることは無いかもしれません。
ところで韓国では「マムチュン」という人たちがいるそうですが、これも食えそうにないですね。
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ママ虫 (bosintang)
2022-10-29 09:20:33
『82年生まれ、キム・ジヨン』に出てきましたね。
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