犬鍋のヨロマル漫談

ヨロマルとは韓国語で諸言語の意。日本語、韓国語、英語、ロシア語などの言葉と酒・食・歴史にまつわるエッセー。

アメフトとラグビー

2023-12-21 23:18:29 | 日々の暮らし(2021.2~)
写真:ボールの違い(「セカンド エフォート」より)


 次女の夫(元ラグビー選手)と車で移動中、ラジオから日大アメフト部廃部のニュースが流れました。日大アメフト部は、一部の部員の麻薬使用で複数の逮捕者を出し、存続か廃部かが取りざたされていました。

「廃部かあ、どう思う?」

「かわいそうですよ。関係ない部員もたくさんいるのに」

「連帯責任ってことだね」

「就活にも影響しますよ」

 福岡出身の次女の夫は、祖父から三代続く続くラガー。

 小学生のときに父の指導でラグビーを始め、他県の全寮制の高校にラグビー進学、大学もスポーツ推薦で千葉の大学へ。さらに就職も実業団ラグビーチームのある会社に進んだという、ラグビー人生を送ってきました。

 今も、息子(2歳)をラグビースクールに通わせ、自らそのスクールのコーチとして、小学生を指導しています。

「アメフトの部員、ラグビーに転向したらいいんじゃない?」

「無理です。ぜんぜん違うスポーツですから」

「でも、ボールは似てるでしょう?」


「前にパスするか、後ろにパスするかが違うし、アメフトは攻守のメンバーが完全に入れ替わるのに、ラグビーは一人で両方やらないといけないです」

「スクラムもないね」

「アメフトは、攻守が頻繁に入れ替わって、そのつど休めるので、持久力がないって聞いています」


 似ているのはボールだけのようです。

 甥(兄の息子)は、高校でアメフトを始め、大学もアメフト部のある大学に進学し、レギュラーにはなれなかったものの、「体育会系出身」ということで、一部上場企業に就職できました。

「日大アメフト部出身」の経歴は、セールスポイントどころか、悪い印象を持たれてしまうでしょう。

 無実の部員たちが、長い人生で苦労しなければいいが、と思います。


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