コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

ミニカン研修会 1回目

2010-05-15 21:48:46 | ミニカウンセリング
火曜日に今年度のミニカン研修会が始まりました。
参加者6名と世話役3名の9名で、これから10週に渡って深めていけそうです。

今回は「ミニカウセリングとは」という基本的な学びと、ミニカンのデモンストレーション。
私がクライエント役、もう一人の世話役Sさんがカウンセラー役となって10分間のミニカウンセリングを皆さんの前で行います。

最初は「見本」となりやすいように具体的な話題のほうがいいだろうなという意識が働き、今私の中で問題となっている仕事(収入面)の話題を話し始めました。
みなの前で話すということと、具体的なという意識は、私から自然なものを取り除き、意図的な口調になっているのが自分でも分かります。
しかし「そういうところから話し出そう」というのもまた私自身なのですから、ここは「意図的に話したい」という私に任せてみました。
聞いてくださるSさんへの信頼は問題ないですし、会場の部屋もなんどもなんどもここで話し・聞きしている場所ですから違和感はありません。
いつしか、私の中から「意図的」というものが消え去り、浮かんでくるままに話をしています。

仕事の話題から、それを問題にする元になる家庭での問題。
さらにはそういう問題と絡んでいくことで、「私がしたいこと」と折り合いをつけているということが浮き彫りにされていきます。
そんな話をするつもりじゃなかったのですが…

話をすることで、ばらばらに置いていたトピックが、その位置関係を表してきて、私の中でつながって行きます。

初めて真宗カウンセリングのミニカウンセリングに触れた方がどのようなイメージを持ったかは分かりませんが、作られたデモンストレーションじゃなく、(言いか悪いかは別として)生のやり取りに触れてもらえた気はします。

次の火曜日に逐語録の担当や発表順を決めたら、逐語録検討やミニカン実践も始まっていきます。

とても楽しみになってきました。