コトバヲツグムモノ

「口を噤む」のか「言葉を紡ぐ」のか…さてどちらの転がっていくのか、リスタートしてみましょう。

目と目がつながる

2010-08-07 23:25:55 | 親子コミュニケーション・Light
今週の木曜日、小学校で「オセロ・将棋大会」というPTA行事があった。
私はPTA役員の中でもイベント担当なので中心でお手伝い…といっても昨年までの状況がわからないので、先輩の言うとおりにあれやこれや。
事前に細かく教えてもらってるはずなのに、あれが抜けこれが忘れで右往左往。
でもなんとか無事終了しました。

この大会の開会式で校長先生に一言挨拶をお願いする。
夏休み気分もあるだろうし、これから始まる楽しいイベントに子どもらはかなり落ち着きがない。
進行の私はとりあえず大きな声で(できるだけゆっくりと)「こっちに注目してくださーい」と始動口調で呼びかける。
ある程度静かになってこちらを向くが、まだざわついている。
そんな中、校長先生の挨拶の最初の一言が素敵だった。

「はい、まだ先生と目がつながってないお友達がいますよ~」
そう、全員が先生のほうをしっかり見てくれるまで話を始めない。
そしてゆっくりと子どもたちを見回して、目が合っているか確認する。
友達のほうを向いているとおしゃべりをしているが、先生のほうを向きながら横の友達とおしゃべりする器用なことはできないしね。
そうして、皆が先生のほうを向いて落ち着いたら挨拶を始められた。

まぁ、実際は挨拶が始まってから横を向いてしゃべりだす子らもいるんだけど、ちゃんとゆっくり対応したら静かになることはできるんだ。
当たり前のようなことかもしれないけれど、最近の子らの様子を見ていると一瞬だけでも静かになって注目するってのはなかなか難しいことだと思う。

いや、今は大人目線でえらそうなことを言っているが、自分も子どものころは常に落ち着いているなんてできているはずがない。

しかったり、大声で命令するだけがやり方じゃなくて、こちら側からゆったりと相手をする…
そうすれば相手も応えてくれるはずだ。

勉強させていただきました。