今日は「はぐくみ委員会の報告会」と、引き続き「小P連の総会」。
そして夜は懇親会でした。
4月に入って準備してきたことが、総会を終えて一段落、これからは承認された内容にしたがって実践に移ります。
で、今日の日を終えたことで公言できること…今年度の京都市小学校PTA連絡協議会の役員として参加することになりました。
いやぁ、永年役員などをされてきた先輩がたが、最後の子どもが中学に進学することで小P連を卒業されていく中、私なんぞにその穴埋めが出来るかというと…。
でも、その人の代わりになることを求められているのではなく(求められても困りますが)私のできることをやるだけですね。
今日のはぐくみ委員会の報告会、昨年度一年の活動の報告会です。
昨年度は「発達障害」をテーマに、研修会や交流会が開かれており、その内容報告や各支部での取り組みの報告。
こうやって振り返ってもらうと、私にとってとても大きな一年になっていました。
昨年度のテーマに「伝える・受けとめる・広める」というものが採用されたのですが、これは小P連の「伝える」というテーマを聞いたときに、私がコミュニケーションワークを通じて学んできたことをついついえらそうに言ったことを引用して決められたそうです。
「伝える」ということを簡単にいうが、ほとんどの場合「伝え手」が言いたいことを言って「伝わっただろう」と錯覚していることが多い。
聴き手が「どう聞いたか」を確認して、伝えたかったことが受けとめてもらって初めて「伝わった」と言えること。
また、こちらの話を聞いてもらうためには、それ以上に相手の話を聞いてあげることが大事。
思いを吐き出してもらって、コップを空にしてもらってからこちらの水を注ぎだす。
満タンのコップに注いでも、あふれるだけで終わってしまう。
だから、伝えるということは先に「受けとめる」気持ちを持つことが大事。
こんなことを言ったような気がします。
あと、交流会のワークショップに参加した方の感想の中で
「わたしメッセージを教えてもらったことが印象に残ってます」と。
おそらく、私がファシリテーターをしたグループに参加した方で、親子のコミュニケーションに悩んでいるという話題の中で「伝え方の工夫で代わるきっかけになりますよ」と私が言ったことだと思います。
たとえで話されたことはまさにそのワークで話題にしたことで、「○○しなさい」ではなく、「○○してくれたらお母さんうれしいな」という伝え方。
あぁ、こういう風に今でも影響を受けてくださってるんだと思うと、とてもうれしくなります。
なんか自慢話のようになってきて恥ずかしい感じもあるのですが、私の中でたとえば「カウンセラー」という名乗りの元、講義のようにしてコミュニケーションワークを聴いてもらうのではなく、一緒にコミュニケーションしていく中で、私の中に培われたものが相手に伝わっていくことは、とてもうれしいことだな、と。
ちょうど今、その「名乗り」ということに関していろいろ考えていたので、余計に「肩書き」ではなく、この「高橋」の話を聞いてくれる方に、私の中にあるカウンセリングマインドや仏法に根ざしたものが伝わるのは、望外の喜びだなと。
もう一方で、この「発達障害の学び」ということが、この一年で大きく動いていることを感じました。
このテーマの研修会に出る以前、自分の子どもの傾向として「発達障害」のことが興味の中のひとつとしてありました。
それが、研修会や交流会で学ぶ間に、子どもの特性だけでなく私の中にある特性として、「発達障害」は身近なテーマになってきます。
そういうことをこのブログやエンカウターグループの中で話題にしているうちに、カウンセリング仲間の中に専門的に学び会を開いて「発達障害」と向き合っている方が居ることを知り、私も参加させていただくことになりました。
さらには、京都で新たに「考える会」を設立し、知識でだけではなく現実に「発達障害」と関わっている方々と活動していく流れに乗っています。
一年前に出会った「はぐくみ委員会」から始まった流れが、大きなうねりとなって動き出し、もしかしたら今後PTAの方に「考える会」の活動をフィードバックしていくことも出来るかもしれません。
これこそ”縁”というものだろうし、偶然のように思えることが、私にとっての”必然”だったと言える気がします。
この後の総会についてもいろいろあるのですが、まずはここまで。
このブログの一年前のエントリーを読み返してみて、ほんと必然の流れになる”種”があったなぁと思えたりします。
「熱意との出会い」
発達障害のことだけではなく、今年度役員になる流れも一年前に動き出してるのがわかって、面白いですね。