前回のエントリーでもれていたところをもう少し付け加えておきます。
もうひとつ印象に残ったトピックが「大丈夫?」という問いかけをめぐるお話。
なにか困っている相手に対して投げかける言葉ですが…
「そう聞かれたら『ハイ大丈夫です』としか答えられないじゃないですか」というお話でした。
たしかにそうですよね。
よほどカウンセリングマインドになじんで自己開示力の高い方で、なおかつ問いかけてくれる方と信頼の関係作りが出来ていれば「いやぁ、大丈夫じゃないんですよ」と返せるかもしれませんが。
本当は泣きつきたいときでも、「大丈夫です」と返してしまう。
だから「どうしたの?」の問いかけなんですね。
もちろん、そういう問いかけに対しても素直に弱っていることを伝えるのは難しく「いや、なんでもありません」と答えるかもしれません。
でも、「大丈夫?」よりは「じつは…」と答えやすい気がします。
この講演会を聞いて帰った夜、連れ合いがしんどそうにしてたのでついつい「大丈夫?」とたずねていました。
その瞬間、この話を思い出して聞いてきたお話を家族の前で出来ました。
そのとき長男は「ぼくは大丈夫じゃないときはちゃんと言えるけどなぁ」と。
あぁ、このまま素直に育ってくれればいいなと。
もうひとつ別のトピックで「家族の居場所」について話がありました。
一昔前は、できるだけ子ども部屋を作って勉強できる環境をという流れでしたが、最近は「リビングで一緒にいる場所で勉強を」という流れが、住宅建設会社などでも話題になっているそうです。
「勉強部屋用意してもらっても集中して勉強してました?」と問われると確かに…
自分のテリトリーが出来たのはうれしいですが、マンガ読んだり音楽聴いたり(爆)
そして、家族の団欒時間は確かに減ってましたね。
リビングで一緒にいるところで、子どもは勉強し必要あれば教えたり会話したり。
横でテレビ見たりすると邪魔しちゃうでしょうが、そこは「子どもとの時間」として、何もしなくても距離的に寄り添ってあげられれば。
そういうことを尾木さんの話から感じています。
この講演会の翌日、京都市PTA連絡協議会の別イベントがあったのですが、尾木さんのお話が随所で話題になっていました。
良いお話はどんどん広めておきたいですね。
いくつかのメディアで記事になっていました。
どうしても大津の問題に絡められちゃいますが…(苦笑)
http://www.kyoto-np.co.jp/education/article/20130124000159