名古屋に単身赴任していると、家族に生活費を送金しなければならない。
離婚して養育費を払い続けるのはこんな感じなのだろうか・・・と虚しくなってしまう。愛する家族と離ればなれ。言葉も伝わらない異郷の地。赤味噌や八丁味噌が世の中を支配する名古屋。
とはいいつつも、食堂のおばさま方に「この味噌カツの味噌が、どえりゃー甘みゃーんだが・・・」と、片言で、聞きかじりの「異郷の地」の言葉を発してみる。
間違ってもいい。今までも、このやり方で、中国語や韓国語を習得してきた。現地の食文化に親しみ、現地の言葉を話し、現地の歌を歌う。特に、現地の「国歌」を暗唱できればなおいい。とはいえ、機構の比較文化で「日中の国歌における比較」を論文に書いて、見事に不可となったのだが(笑)。
中国に侵略した天皇陛下を敬う日本の国歌と、日本に侵略された際の抗日運動を忘れない中国の国歌。この国歌であることを、お互いが踏まえておかなければ、真の意味での両国の文化交流は成り立たないと感じている。
こんなことが書いてある私の不合格論文、ある意味、読み物としては面白そうだな~って思いません?私が機構にレポートを出す際、心掛けているのは、合格論文を書くことより、読んだ人が「へ~そうなんだ!」と新しい発見に感動いただけること。審査する人も、自分の専門分野以外のレポートも多数読まなければならないから、学術的な用語の羅列はつまらないかな~と思ってしまい、ついつい、ヒラメキで書いてしまうのだ。アイデア勝負のヒラメキレポートだから、ある意味、一気にかけてしまう。短編1本3日で書く作家と同じようなものである。
話が大幅にそれてしまったが、ここ、「異郷の地」の国歌は「KIMIGAYO」である。この国歌は、大変特徴的で、日本語の文字に直すと、わずか、32文字となる。日本の短歌が31文字なので、1文字字余りって感じだろうか。
この「異郷の地」には、神のやしろがあり「あつたじんぐう」と呼ばれる。この社にまつわるタブーとして、「こんなところに熱田神宮があったぞ~」という呪文を唱えると、寒神様が降りてくるとされる。寒神様は周囲に寒気をまき散らすので、間違っても、この「滅びの呪文」を唱えてはならない。
ここには、我ら名古屋人の象徴である御方のレガリア(神器)の一つが奉納されている。西洋文化圏における王位の証は「王冠」「王笏」「宝珠」とされるが、この「異郷の地」では、「剣」「玉」「印」が三種の神器であり、その一つ、「草薙の剣」が奉られている。うっ、、!危うく、隣の候補の「草剛」を選択しかけてしまった。熱田神宮に草剛が奉られていたら大変である。
あーーーっ、こんな駄文を書くのに1時間以上使ってしまった。。。そもそもは、家族への生活費を送ろうとして、いつものPCと違うタブレットで手続をしようとしたところ、「あなたの高校・・・」って合言葉が出てきて、入力したところ5回間違えてロックがかかってしまい仕送りができないってことを書きたかっただけなのに。脱線もほどほどにしないと。
でも、高校の名前って、間違える訳ないのに。合言葉に、一体何を登録したんだろう?