合否はともかく、これで日本福祉大学の試験が一巡し、すべての科目を受験することが完了した。
卒業まで18単位。春試験において、すでに10単位取得しているので、今回、不確実ながら8単位分受験し、結果待ちとなっている。合格すれば半年で卒業確定となる。不合格でも、もう一度受験するチャンスはある。
結果、残すところは実技系の科目が1科目のみ。加えて、その科目は取得できなくても卒業となってしまう。まあ、今までに科目履修生として積み上げた単位があったからこその18単位卒業なのだが、それでも省力的に学位が取得できそうな状況に、うれしく思う反面、この程度で学位が取れてしまっていいのだろうか・・・と疑義を持っているのも事実である。
通常、1つの学位を取得するためのエネルギーは、学士の場合、4年間124単位が基本である。にもかかわらず、1年間18単位で卒業に至ることが妥当かどうか?1つの学位を取得することが、いかに困難なことかは自分自身の最初の学生生活、あるいは大学2年生の長男、あるいは受験生として苦しんでいる次男の姿を見るまでもなく理解しているつもりである。
しかし、学習を継続し、大学や大学院という環境に身を投じてさえすれば、自ずと学位が増殖していくのも事実である。ちょっとした努力と、ちょっとしたプライド(負けん気)があれば、時間がすべてを解決してくれる。課題をこなしていれば、リミットがくれば、オートマチックに学位記が増えているのだから。
生涯学習とはそんな感じのもの。継続している者が「先発性の利益」を得るのが普通なのである。ゆえに、早めに学習をスタートさせるべきなのだが、それを意識する日本人は些少である。まあ、日本社会がその必要性や有益性を認めていないのだから、「生涯学習、やってやろうじゃん!」と思う同志が増えないのも仕方ないか。