明日が終われば・・・

あと１日働けば夏休み！

本当に、どんなに抵抗しようが、足掻こうが、時間は確実に過ぎてゆく。だから、結局は夏休みとなってしまう。一方、「10日間もあるんだ！」と歓喜しようとも、確実に時間は過ぎ去ってしまい、夏休みは瞬く間に終了する。こんなケースに何度も何度も引っかかりながらも、夏休みを切望する。

夏休みが終われば、その分、人生が消え去っていくにもかかわらず、夏休みに恋い焦がれる愚かな私。それは、あたかも「単身赴任よ、早く終わってくれ～！」と思いながらも、単身赴任が終わったころには、その分、年を取って、死に近づいてしまうにもかかわらず・・・である。

まさに、愚の骨頂。愚民である。貴重な時間にもかかわらず、その使い方がなっていない。そんな気がして仕方がない。こんなグチグチ言っている私も、あと50年もすれば、確実にこの世から消え去っている。こんな悩み多い愚民と比べるなら、悩みを知らぬがごとく、ミンミンとうるさい蝉の方がましじゃないか？

といいながら、その「うるさい奴ら」が通勤の路上にあまた転がっている。その騒音に、敵視していた「奴ら」であるが、道に転がった瞬間から「ゴミ」扱いなのだから、哀れで仕方がない。ちょとは悩んでいれば、幾分、長生きできたかもしれないし、あるいは太古から悩み続けていれば、「セミ人間」に進化して、人間と世界を二分していたかもしれない。

こんな間抜けなことを、名古屋に来てから550日目の今日、ふと、思ってしまったわけである。