先般、三井アウトレットパーク木更津に行った際、「三井ショッピングパークカード」のポイントで1,000円分の買い物ができた。
ドコモのⅾカードゴールドも、年会費が1万円必要なものの、携帯料金の10%がポイントとなるし、普通に買い物をしても1%のポイントが付く。この前、携帯料金に4,000ポイントほど充当したかと思ったが、その後、スマホを2年間継続したことでドコモから3,000ポイント×夫婦2人分が還元され、その他のポイントも含め、旅行代金に1万円弱充当した。
近所のスーパーの買い物もポイントカードで566ポイント買い物に使用。セブンイレブンのnanacoカードも1,600ポイントほど還元されていた。アオキでスーツを購入した時も、3,000円ほどポイントで払ったし、その際、ⅾカードとポンタカードにもポイントをつけてもらった。マックスバリュもイオンゴールドカードで購入するので20日・30日は5%オフである。
なんなんだ、この囲い込みは?私は面倒くさがり屋。本来、ポイントカードや会員カードをつくるのを謝絶しそうなものなのだが、店員さんに勧められると、断ることの方が面倒くさいので、経済合理性に大きく逸脱しない限り、基本的に謝絶しない。ゆえに、財布の中に入っているカードのほかに、ポイントカードやクレジットカードが輪ゴムで留めるのが必要なくらい大量に保管されている。
それに、毎回、毎回「××カードをお餅ではないですか?」「〇〇カードをつくりませんか?」と聞かれ、都度都度お断りすることのほうが何倍も面倒くさい。ということで、レジの前で「ポイントカード」や「会員カード」を取り出しスタンバイすることとなる。そうすれば、何もセールスされることなく、お会計を済ませることができる。
こんな感じで、私の場合、「クレジットカード」や「ポイントカード」は忠実に使う。結果、以前、「自動販売機でコーヒーを買う以外、滅多に現金を使わない」という記事を書いたことがあるが、本当に、現金はほとんど使わなくなってしまった。やはり、年会費を1万円も払っているⅾカードがお得ということで、光熱費を含め、かなりの部分をdカードに依存している。一般的な取引をdカードに集約したところ、ドコモから所定の金額以上をⅾカード払いしたとのことで、10,800円のクーポンが送られてきた!ポイント以外にも、クーポンや割引券、あるいは会員限定値引き等で、囲い込まれた「メンバー」は恩恵を受ける仕組みとなっている。
本当、「知っているか、知っていないか」「メンバーか、メンバーでないか」で損得の格差が生じる二重構造になってきている。囲い込まれるか、囲いの外にいるのかで、待遇がここまで違うと、なんだか、やってられない気持ちとなる。
テレビで「ホテルの料金」の安値を比較する「トリバゴ」のCMを見ることがあるが、これも、知っているかいないかで、大きく料金が違う事例といえる。同じサービスにも関わらず、最安値と最高値とで倍以上の料金差が生じることもままあるのである。
本来、一物一価で、同じサービスを受けるのなら同一価格のはずなのだが、「価格が違ったり」「ポイントが付いたり」「特典があったり」と、一見さんと、会員さんとでは待遇が違う方が、今の社会の現状といえるのかもしれない。
私は情報に疎い方なので、損することもあるのだが、本来、それが規定の料金であり、所定のサービスであるのだ。損をしていると思うのは、最安値と比較するがゆえである。「もっと安くなったのに」とか「特典があったのに」と思うことがあったとしても、定価で買っただけで、本当は全く損をしていないということもできる。そんなことで、「損した、得した」と動揺する方が、精神衛生上よくない。それこそ、人生大損していると思わないか?
ただ、私の場合、言われるがままに申込書を書き続けたことで、気が付いた時に、お小遣い程度のリターンがあると、熱心にセールスしてくれた店員さんに、感謝の気持ちが湧き上がってくるのである。