「お前ら、ルール守れよ!」って鉄オタではない私は義憤に駆られるのだが、今見ているのが
「鉄オタ道子、2万キロ」で結構ハマっている。ビデオに撮ってみているのだが、鉄オタ道子の行動が、名古屋単身赴任時代の自分自身に被って見えてしまう。加えて、なんだか、「孤独のグルメ」の女性版、鉄道版みたいで、大きな変化がない映像にまったりと見入ってしまう。
今回は箱根登山鉄道。今までの放送からすれば、非常に身近な路線であるが、思い返すと、箱根登山鉄道って、小田原⇔箱根湯本の区間しか乗っていない。そりゃ、私、鉄道オタクではないから。箱根の温泉は毎年のように行っていましたが、車で行くか、箱根湯本からバスでしたから。
それはそうと、今回、「塔ノ沢駅」が紹介されているのですが、「塔ノ沢、秘境駅と呼ばれている。なぜなら誰も下りないから・・・」って、結構、ひどい言われようです(笑)。確かに、塔ノ沢で降りても何にもなさそうだし、そもそも箱根湯本駅から1キロほどだから、塔ノ沢駅で降りて湯本方面に戻る場所なら、箱根湯本駅から歩く方が駅前のお店を見ながら登れるので楽しいだろうし。
それはそうと、鉄ちゃんじゃなくても電車の旅は楽しいもの。私の場合、ついつい、単身赴任の間に愛知県・岐阜県・三重県の鉄道路線をすべて制覇してしまったし、1日で名古屋(愛知県)⇒大垣(岐阜県)⇒米原(滋賀県)⇒福井(福井県)⇒金沢(石川県)⇒富山(富山県)そして高山線で名古屋まで戻ってくるという6県周回を実行していますから。名古屋市営地下鉄は全駅下車。
というか、こんなに勝手気ままに地域を移動できるのは現代だからこそ。昔は関所があって旅自体の難易度が高かった。加えて、鉄道もなければ、バスもないので、原則、自分の足に頼らざるをえません。山には山賊、海には海賊、食べるものも信じられるのは自分で持てる分だけ。地図もなければ、ネットのうまいもん情報もないし。
いまだから安全に旅行できますが、むかしの旅は命懸け。だからこそ、コロナで不要不急の外出はできませんが、外に出て幸せを嚙みしめたいと思うのです。