名古屋でひつまぶしと言えば、やはり「あつた蓬莱軒」に言及しないともぐりです。
無論、味では「うな富士がいい」とか「しら河のほうが好きだ」という人もいますが、「ひつまぶし」の登録商標を持っているのはあつた蓬莱軒ですので、そこを無視しては、ひつまぶしを語る資格はないでしょう。
で、熱田神宮の参拝を終え、あつた蓬莱軒神宮店へ。
あつた蓬莱軒は主に3つのお店で構成されています。主にと言ったのは「お土産専門」のお店があるため。本店である「蓬莱陣屋」、「神宮店」、「松坂屋店」です。この3つで席のみの予約が取れるのは「神宮店」だけ。予約を取るならコースというのが基本です。でも、私がひつまぶしを刮目し、名古屋単身赴任の研究課題に選定したきっかけが「あつた蓬莱軒神宮店」なので、このお店で良かったです。
ひつまぶしは3,990円から4,600円に値上げされていました。まあ、これは致し方なし。
こちらがひつまぶしの食べ方。
こちらがひつまぶし!
蓋を取るとこんな感じ。
うお櫃のご飯が全く見えないほど、鰻が敷き詰められています。
これぞ、本当のひつまぶし。どこぞで食べる、鰻がちょろっと載っただけで、白米が所々さらけ出されている「ひつまぶしもどき」には辟易します。「そんな代物でひつまぶしを名乗るのは失礼だろう!」と怒りともに、哀れみすら感じてしまいます。なぜか、そのような店のひつまぶしを食べた輩に限って、「名古屋のひつまぶしって大したことないぜ!」ってフェイクニュースを広めてしまいます、、、無念。
せっかくですので、テーブルの上でお薦めされていたプリンも1つだけ注文。
蓬莱軒の方々は、その料理のクオリティだけでなく、ホスピタリティも最高レベルなので、たった1つのプリンの追加でも快く承ってくださいます。というか、暑かったので麦茶を3杯も頂いてしまい、「お茶ばっかり頂いてしまい申し訳ないです・・・」と言ったところ、「何杯で結構ですよ。相変わらず暑いですから」と、親切なことばを頂戴しましたし。
で、こちらがプリン!
カラメルのところに醤油の味わいを感じる一品。お会計の時に「プリンいかがでした?」と聞かれ、家内が「お醤油が少し入っていますね」と仲居の方に言ったところ、「そうなんですよ・・・」と色々説明を受けていました。
やはり、あつた蓬莱軒はいいな~さすがに、4,600円のひつまぶしはそうそう食べれませんが、名古屋に行ったのにひつまぶしを食べないのも、これまたもったいない話なので。