フリージアさんの「おかしな質問」に、一抹の不安を覚えつつ、放送大学の再入学時の必要単位を今一度確認する・・・
「放送大学を卒業し、2016年4月以降に再入学(3年次学士入学)する方は、再入学したコースのコース科目(導入科目、専門科目、総合科目)から、新たに16単位以上(既修得単位を含まない)修得する必要があります(右の表参照)。」となっている。
文章を読めば、自コースの「導入科目、専門科目、総合科目」から16単位というのがわかるが、「右の表参照」とかかれた「右の表」を見れば、どう見ても、「専門単位」の横に「新規の16単位を含む34単位」が必要!と見えてしまう。
というか、導入科目だけで卒業できるって、どう考えても、おかしいだろう!私が通学制の学生だった昔の大学のカリキュラムでいえば「教養課程の単位だけで卒業できる」と言っているのと同じなのだから。専門課程の単位を履修せずして卒業できるなんてありえない!って思っているから、まさかまさか、導入科目オンリーでも卒業できるなんて思いもしない。というか・・・本当にそれでいいのか、放送大学!
当然、私は「たった16単位で卒業できる」のだから、「すべて専門科目」で単位を揃えるに決まっていると「自分のモノサシ」でカリキュラムを作ってしまったのだ。でも、「初歩からの物理」「初歩からの化学」「初歩からの宇宙の科学」「入門線形代数」「入門微分積分」「社会統計学入門」「解析入門」「はじめての気象学」といった「初歩」「入門」「はじめて」と称する8科目×2単位=16単位を揃えるだけで「自然と環境コース」を卒業させても、なんら恥ずかしくないのか「放送大学」よ・・・プライド持とうよ(涙)。
本当騙された。こんなレベルでいいのなら半年で単位がそろっていたじゃないか。結構高い壁に見えた「自然と環境コース」の卒業だったが、ベルリンの壁が崩壊したがごとく、立ちはだかるものが失せてしまった。それに伴いモチベーションも一気に低下してしまった。
このままでは単位が取れない・・・と思ったから、岐阜学習センターの面接授業も履修して、「自然と環境の専門科目」を1単位でも多く積み上げようと思っていたのに・・・もう「初歩」で単位を揃えて「初歩学士」とでも名乗ってしまおうか・・・
とはいえ、本当、専門科目だけだと、帰省のタイミングに「面接授業」が「単位認定試験」が重なってしまい、履修できる科目がほとんどないのも事実。「初歩」「入門」と罵られてもいいので、とりあえず、卒業単位を今期中に集めてしまおうか?
私と同世代のフラ夫さんが、お忙しいなか時間をやり繰りして勉強しているご様子に
とても励まされてきました。
そんなフラ夫さんへの初めてのコメント投稿なのに批判的なことを書くのは心苦しいです。
ずいぶん迷ったのですが、たくさんの貴重な情報を提供してくださっているフラ夫さんに
真の意味でご恩返しするには正直な意見を申し上げた方が良いと思いました。
「騙された」「恥ずかしくないのか」とお書きになっていますが、
フラ夫さんは結局、超イージー科目ばかりを受講して「自然と環境」コースを
卒業なさったわけで、私はそれを知って、ものすごくガッカリしました。
あぁ、社会や学問の進歩に遅れないよう知のアップデートに努めていらっしゃるのではなく
単に資格とか学士号とか目に見える(履歴書や名刺に書ける)称号が欲しかっただけなんだなぁ、と。
生涯教育って一体なんなのか、と考え込んでしまいました。
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「初歩からの物理」「初歩からの化学」「初歩からの宇宙の科学」
「入門線形代数」「入門微分積分」「社会統計学入門」
「解析入門」「はじめての気象学」といった「初歩」「入門」「はじめて」と称する
8科目×2単位=16単位を揃えるだけで「自然と環境コース」を卒業させても、
なんら恥ずかしくないのか「放送大学」よ・・・プライド持とうよ(涙)。
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とお書きになっていますが、ブログの記事から察する限り、
現在のフラ夫さんは恐らくその多くを合格できないのではないでしょうか。
仰るとおり「入門」科目だけ16単位で卒業できる放送大学はどうかしてます。
しかし導入科目か専門科目かは放送大学がまぁまぁ勝手に決めている分類ですし、
「導入科目」は言い過ぎじゃないか、と思うことも多々あります。
列挙なさった科目はそれなりに十分に難しいし、特に数学は役に立つ内容です。
私も文系学部出身で、上記の「入門微分積分」「入門線形代数」「統計学」
いずれもA○を取りましたし、今後「解析概論」も受講予定ですが、
高校の数学Iからやり直し大学生向けの教科書や参考書まで進んでから試験を受けました。
確かに「入門」ですが、このレベルまでやっておくと、例えば最近ブームの
機械学習に関する書籍など読む際にも十分ついていけます。
更に深い知識が必要になった時に、足りない部分は自分で調べていける、
という意味での「入門」だと思います。
また、フラ夫さんがひと悶着あった化学結合論ですが、
これも極めてまっとうな大学理系1年生向けの化学の授業で、
面接授業のシラバスにも、例えば「第2回 量子化学の基礎」と明記されていますし、
特段難しいことが話されているわけではない・・・むしろ易しめの内容だと思います。
(大学生向けの入門教科書を立ち読みしてみてください、しょっぱなから量子力学ですよ)
微積分も線形代数もlogも本当にサッパリ分からない人が受講すべきではない授業ですし、
そもそも「自然と環境コース」専攻で微積分がチンプンカンプンは論外です。
危険物取扱者の免許も持ってる、とのことですが(ちなみに私も乙4持ってます)
現在では中学校の理科でさえイオン化傾向とかバリバリ出てくるんです。
高校生物も分子生物学と遺伝学ばっかりだし。
文学畑でさえ、コーパスとかデータベースとか使って解析したりしますし。
文系でも理系でも、私たちが大学生だった頃の学問とは全然違う。
今のフラ夫さんに必要なのは、これ以上大学(院)の学位や単位を集めるのではなく、
ご自身で学んでいくのに必須の「基礎体力」である数学と英語を腰を据えて
身につけることではないかと、ブログを拝見して強く感じました。
大変失礼な物言いだというのは重々承知していますし、本当に申し訳なく思います。
また「上から目線」に思われましたら、その点もお詫び申し上げます。
このコメントをブログ上に反映していただかなくても勿論結構です。
ただ、今回の記事や放送大学の化学の授業に関する記事が、拝読していて
正直あまりに恥ずかしい内容だったので、コメントさせていただきました。
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自分を正当化するために、小賢しい言い訳をする。
しかし、そんなことをしても、何の意味も無いことは自分自身が良く知っているはずである。
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とお書きになっているのは、他でもないフラ夫さんご自身です。
生涯学習の歩みも、このところ停滞気味のご様子なので、
このコメントが何かのヒントになれば、とも願っています。
2022年1学期に心理と教育コースを卒業し、2022年2学期に生活と福祉コースで再入学した者です。
2023年1月の単位認定試験後に単位習得状況一覧が送られてきたのですが、見かたがわからないのでネットで検索していたところ、こちらにたどりつきました。参考になりました。ありがとうございました(他の記事は読んでいません、すみません)。やはり3年次再入学した場合、たいして単位を修得しなくても卒業できるのですね。私の場合自コースの科目を16単位とれば卒業だったようです。「再入学した場合はこういう授業をとれば最短で卒業できる」という情報を得ていなかったので、普通に大学に入学した感じで、腰を据えてまずは導入科目や興味のある科目の中から初歩の○○や○○概説を選択したんですが、自コースは2単位しか含まれておりませんでした(笑)。でも正直迷っています。
つまり「各コースを卒業しまくって名誉学生を目指す」か「入学金がもったいないので卒業要件を満たさないように授業を選んでたくさん受講する(エキスパートをたくさんとる)」かです。現在の経済状態を考えると(無職ではないという意味で)入学金を払ってでも名誉学生を目指す方が自己満足が得られそうですが…。
放送大学に限らず、単位の取り方は人それぞれなので他人や大学職員があれこれ言うのはまったくもっておかしな話です。(もちろん相談を受けた場合は別です。)それだけに早く卒業したい人に対しては早く卒業する方法を伝える環境整備はあるべきだと思います。
実際の大学なら友人や先輩に聞いたりできる(コロナ禍では違ったかもしれません)のに通信教育ではそれが難しい。卒業したら再入学のお誘いや同窓会への入会や退職される先生への贈答品への寄付の誘いはわざわざ郵送の手紙を使ってくるのに、再入学した際の単位の取り方についての指導はなにもありません。ということは大学側としては、基本的には卒業してほしくないのだろうと推察できます。
働きながらの1学期16単位はキツイですから半年で卒業できるとは考えていませんし、だまされたとも思いません。ただ、頑張れば半年で卒業できたのかと思うと少し不親切だなと感じています。どんな他愛のない質問でも答えてくれるような気楽な窓口があればいいのにと思いました。
放送大学はいろいろな楽しみ方ができる大学です。学位が欲しい人、修士号が欲しい人、名誉学生を目指す人、できる限り出費を抑えたくさん学びたい人、他県の面接授業参加で旅行計画を楽しむ人、学習センター外の面接授業で体験学習を楽しむ人、サークルや勉強会で友人を作って学びを楽しむ人等々。たくさん失敗して多くのことを学んでいきましょうよ。
5年も前のこの記事にコメント頂くとは・・・この記事、私にとってはトラウマ記事で、ついつい消してしまおうと思うのですが、毎日、どなたかが閲覧しておられるので消せない記事です。
基本、母校を批判することはNGと思っているのですが、書いたときは、その配慮のなさに正直「騙された」と思った次第(笑)。
表示方法は別にして、今となっては、初歩学士でも自分の学びたい学修ができれば、それが生涯学習だと悟っております。5年間で私も成長したかしら?
わたしの学びは、学習成果を学位や資格に変換し見える化するもの。単位取得も成果なのですが、履歴書に書ける形にまで昇華させるのが社会人のあるべき姿で、それが欧米で言うところの投資型生涯学習と認識しています。
特に、コストをかけても楽しければよいというのは消費型生涯学習で日本に多く見られるタイプ。当然、それも認められてしかるべきです。
卒業さえしなければ、24,000円の入学金で10年間在籍できます。年間2,400円。コスパで考えると非常に廉価と言えます。それを目的に卒業要件を満たさず、学んでおられる方々も存在します。
産業能率大学では入学説明会にOB・OGの協力を得て、学生に実際体験した学びを披露してもらうこともあります。放送大学でも、もう少し考えれば、もっとよいコミュニティがつくれると思っています。
少なくとも、愛知学習センターは再入学者は新入生の集いに参加させなかったし。多摩学習センターは再入学でもちゃんと説明会に案内頂いた上、履修の説明や、質問にも答えてくれたし。入学式がないんだから、新入生の集いぐらい参加させてよ!って、またもや不平不満(笑)。まだまだ煩悩の差配の下に甘んじております。