鉄道の特急列車の愛称名に鳥の名前がよく採用されています。鳥は一般的に早く軽快に飛翔することから列車も軽快に走ることから命名されたのでしょうか!
白鳥を始めとして、はと、つばめ、かもめ、つばさ、はやぶさ、雷鳥、はつかり、ゆうずる、はくつる、やまばと、ひばり、とき、おおとり等
多くの鳥が名称として全国各地で活躍していました。
今回は、白鳥にスポットを当ててみましょう。
白鳥は、昭和36年に開始した特急で、大阪ー青森間の1040キロを縦断する長距離列車です。(当初は大阪、上野から直江津で併結して青森まで行く)
当初はキハ82系デイーゼル特急14両と長編成で運用を開始し、15時間20分の長時間を要していました。
筆者も北海道の帰りに青森を早朝4時40分に発車して京都には19時30分頃に到着して長い乗車を覚えています。途中の新潟駅で進行方向が逆になる時に
身体を起こし座席転換して気分転換したものです。
富山駅に到着した82系デイーゼル特急の白鳥号 2001D
その後、485系の電車特急に代わり速達化が進み、青森6時11分発で大阪19時6分着と約13時間に短縮されましたが、
平成13年3月に惜しまれつつ廃止されました。ライスランの日は、北陸本線の倶利伽藍駅付近で下り5001M、上り白鳥5002M
を見送りました。下りの白鳥のヘッドマークには「さよなら」の惜別の文字が入っていました。
また翌日には、下り白鳥の回送電車を夕闇せまる南今庄駅のホームで見送りました。そして今年3月に489系ボンネットを使用した臨時列車のヘッドマークに
白鳥のマークが使用され久しぶりに見る勇姿に懐かしさを覚えたところです!
白鳥のラストラン(倶利伽藍駅西側) 5001M 上り白鳥ラストラン(倶利伽藍東側) 5002M
現在は新青森から津軽海峡線を経由して函館間に至るをスーパー白鳥、白鳥として名前を承継しています。
さて、本物の白鳥ですが、白鳥は真っ白い羽とクークーと鳴く可愛い野鳥です。
国内では冬期に北海道をはじめ東北、信越地方などに飛来してきて湖沼、河川などに佇みます。
先日、北陸本線の撮影の合間に琵琶湖東岸の尾上付近で白鳥を見かけました。尾上北側の浅瀬で潜っては水草を啄んでいる
光景に巡りあえて、鉄道の白鳥に思いを馳せたところです!
尾上には湖北野鳥センターがあり野鳥の資料の展示や琵琶湖を望む場所にはフイールドスコープが備え付けられていて野鳥を観察する事が出来ます。
琵琶湖大橋南岸から尾上付近まで多くの白鳥が飛来していますので,一度ご覧いただければ幸いです!
琵琶湖畔に飛来した白鳥を見て鉄道の特急白鳥のヘッドマークに思い出す!
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