昨日から今日にかけて西日本は大雨だった。
せっかく満開に咲いていた広島の桜も、ぜ~んぶ散ってしまった・・・
今年の桜は、一気に咲いて、一気に散ってしまった。
1週間前にはツボミだったのにな。
日曜日に、平和公園のきれいな桜を見ていただけに、
今日のローカルニュースで、
平和公園の雨に濡れた桜と、水面に散った花びらが映し出されて、
な~んか、寂しくなった。
“花の命はみじかくて、苦しきことのみ多かりき”
「放浪記」~林芙美子
林芙美子さんの詩を、ふと思い出した。
林芙美子さんは、青春期を広島県の尾道市で過ごされた。
このころ文筆の道を志されたように聞いている。
尾道市は林芙美子像もある。
尾道市の女学校を卒業後に上京され、
職を転々としながら過ごされた
19歳から23歳頃までの多感な日々を書き綴ったのが、
1930年に発刊された『放浪記』。
この「花の命はみじかくて、苦しきことのみ多かりき」という詩は、
人生そのものを教えてくれているように思う。
彼女自身の人生を、花にたとえて心境を詠っているのだろう。
私自身、花が大好きで、
いつも語りかけて、苦楽をともにしている花。
だから愛おしく感じる花。
花にも心があり、花は応えてくれる。
花と人間は関わりがあるのだなぁと感じている今日の私・・・
たくさんの人の心を和ませ、楽しませてくれた桜。
来年も待っているからね~~