★☆ 愛しき時間(とき) ☆★

2007年に乳がんと肺がんを克復しました。
現在 ACTH単独欠損症(特定疾患)、糖尿病の闘病中です☆

☆ 母からの手紙 ☆

2006年04月25日 | 想い

昨日、母から手紙が届いた・・・
何年ぶりだろう。 
封書の手紙を受け取るのは。
母らしくセンスのよい便箋に5枚の手紙。
懐かしい母の筆跡・・・。

「春の嵐といった感じの朝でしたのに、
午後からはすっかり晴れて、
新緑が眩しいいいお天気になりました。」

こんな書き出しで始まっていた。
私は思わず手紙を抱きしめた。

母の優しさや、深い愛情が伝わってきた。

涙が流れて、なかなか次に進めない・・・
途中で何度も涙をふいて、ようやく5枚目まで読んだ。

母はいつもは、姉と同居している。
1年に何度か東京にいき、妹の家に滞在する。
1人で新幹線で東京にいけるほど、元気のいい母。
いつまでも、長生きしてね・・・

このお手紙・・・
東京で、妹が外出中に静かな家の中で、
シーズー犬のワンちゃんと一緒にお留守番をしているとき、
ふと、私のことを思い出して書いたらしい。

電話やパソコンで何でも用件がすむ今の時代。
急ぐ用件を書いた内容でもなく、
でも、何かを私に語りかけようとしている母からの手紙。

「人生はまことに面白いもの。 
一年に四季があるように 春、夏、秋、冬と同じで
宇宙の真理ですね。それぞれの季節に美しさを感じますが・・・」

と続いていた。

そして・・・

“青春は宝石の如くして それを惜しめ” 

倉田百三氏の言葉も書いてあった。

3人姉妹のなかで私が一番わがままで、
育てにくかったと聞いている。

でも、私は一番の母親っ娘(?)で、
大学時代には、毎日のように母に手紙を書いた。
寮生活のこと、ボーイフレンドのこと、クラブのこと、大学のこと、
・・・どんなことも母親に報告した。
母から返事が来るのが楽しみだった。

その頃を再現するような 
親娘の絆を感じる母からの手紙・・・

私の宝物がまたひとつ増えました。


Comments (4)
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