今日の地元の新聞に、
「広島への原爆投下はいつですか」の調査発表がでていた。
広島への原爆投下の年や日時について、
広島市内の小学生高学年と中学生を対象に、
5年おきに実施されている。
(今回発表された意識調査の実施日は2005年)
この結果、原爆投下の年、月日、時刻すべてに正答したのは、
小学生・・・49.6% 【5年前・・・35.2%】【10年前・・・55,7%】
中学生・・・67.6% 【5年前・・・63.0%】【10年前・・・74,7%】
(※ この調査は原爆50周年・1995年の10年前が1回目)
この結果をどう考えるだろう。
大人の考え方が異なるから、このような結果になるのではないだろうか。
「そんなことを教える必要はない」と思う人もいれば、
「広島の原爆を深刻に考え、伝えていく必要がある」と考えている人もいる。
学校や家庭で、ちゃんと教え、伝えていけば、
もっと理解が深まるのではないかと思う。
5年前の調査で正答率が低かったため、
市教育委員会でも、学校単位で全校に呼びかけ
在学中に一度は原爆資料館にいくよう指導していると書いてあった。
遠方からわざわざ、原爆を知るために広島に修学旅行にきている学校も多い。
それに比べ、原爆地の子供達の基礎知識の低下がみえることはとても残念に思う。
平和を幅広い観点から考える意味でも、原爆関連の学習の充実をはかってほしい。
時間がない。
被爆者が高齢化され、被爆証言も聞けなくなる時代になる・・・。