団地(集合住宅)における 『孤独死』 の問題は深刻です。
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こうした問題になると、門司区で餓死した男性のことが取り上げられる機会が多いのです。 そして、多くは 北九州市の保護行政が非難されることになります。 今回 読んだ本でも同様でした。 このイメージが定着するのは市民としてイヤです。 生活保護の実態など、対外的に伝えたい気持ちにも なります。
でも。 今日は 保護行政ではなく、孤独死予防について。
文中で紹介された、ある団地が作成し実行した 「孤独死ゼロ作戦(4つの課題)」 。 少し長くなりますが、引用します。
1.孤独死を発生させる社会的状況を見極める ①高齢化の進展とひとり暮らしの増加 ②都市化に伴う近隣関係の希薄化 ③核家族化の普遍化(最後はひとり暮らし)
2.孤独死の実態把握 ①ひとり暮らしの実態把握と 「あんしん登録カード」 集約 ②事例を深く知り、学んで生かす(事例研究) ③サービス制度、システムの活用
3.8つの対策 ①孤独死した場合、早期発見・早期対応 ②65歳以上ひとり暮らし 「あんしん登録カード」 の呼びかけ ③ひとり暮らしへの対応(訪問、助け合い活動、見守り活動、安否確認、各種サービス制度の紹介、介護保険の活用等) ④「通常時」 および 「緊急時」 のネットワーク ⑤「向こう三軒両隣り」 の呼びかけ(地域コミュニティの推進) ⑥福祉よろず相談業務の充実 ⑦関係団体との連携 ⑧行政との協働と役割分担
4.いきいき人生への啓蒙、啓発 ①地域福祉の事業活動への参加 ②ボランティア活動への参加 ③「とじこもり」 をなくし、出会いの奨励 ④「あいさつ」 運動のよびかけ ⑤仲間づくりへの配慮 ⑥ユーモア感覚の開発と 「笑い」 の効用研究 ⑦配偶者を亡くしたあとの 「立ち直り」 への励まし ⑧ 「死への準備期間」 の研究(死をタブー視しない) ⑨ 「快食」 「快便」 「快眠」 の推奨 ⑩その人に見合う運動、スポーツの実行 ⑪生活習慣病の予防 ⑫その他
この作戦の真意はコミュニティ作り。 孤独死を予防する決め手は 「近所づきあい」 。 その第一歩として 「あいさつ運動」 を提唱しています。
良いですね。 ユーモア感覚の開発と 「笑い」 の効用研究、なんてとってもステキな発想です。
だけど、コミュニティ作りは良いけれども 難しい。 だから、あいさつ・ユーモア・笑いから入って行くのが大切ですね。
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