マンション管理士日記

地域を守る:マンションと地域の融合

自分の感受性くらい

2008年11月29日 | 喜働

歌手の 和田アキ子さんの著書の中で、『自分の感受性くらい』 という詩が紹介されていました。 和田さんの大好きな詩だそうです。

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ぱさぱさに乾いてゆく心を ひとのせいにはするな みずから水やりを怠っておいて

気難かしくなってきたのを 友人のせいにはするな しなやかさを失ったのはどちらなのか

苛立つのを 近親のせいにはするな なにもかも下手だったのはわたくし

初心消えかかるのを 暮しのせいにはするな そもそもがひよわな志にすぎなかった

駄目なことの一切を 時代のせいにはするな わずかに光る尊厳の放棄

自分の感受性くらい 自分で守れ ばかものよ

   茨木 のり子  『自分の感受性くらい』

わださんは、「自分の無力さを他人や世の中のせいにしそうになったとき、この詩に叱られ、勇気づけられる」 と 述べています。 その気持ちに共感できる詩ですね。

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「卒業」Part2

2008年11月27日 | 家族

「あの後」 が描かれています。

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最初は、別の作家が 続編を作ったと思っていました。 途中、カバーの作者紹介で、本人が書いた続編と気付いたのです。

「あの」 シーンから後はどうなったのか? 映画を観た誰もが知りたくなる。

教会から逃げ出し、バスに乗って。 驚いて振り向く乗客たち。 晴れ晴れとした表情のエレイン(キャサリン・ロス)。 それに対して、ベン(ダスティン・ホフマン)の笑いは 何とも頼りなくて、『これから この二人はどうするんだろう?』 と 思わざるを得ないエンディングでした。

「あれ」 から40年以上経ち、「その後」 が 『Part2』 で描かれたのです。

だけど、小説の中では 「あれ」 から 11年後の設定。 時代は70年代の中頃。 「ヒッピー」 なんていう懐かしい単語が随所に使われます。

作者のチャールズ・ウェップは 1939年 カリフォルニアの生まれ。 巻末の解説によれば、映画 「卒業」 では、原作の会話が ほぼそのまま使われたそうです。 この Part2 でも、会話は上手いですね。 登場者の会話が、互いに すれ違いながらストーリーが展開されていきます。 但し、この手法が何度も繰り返されて、単調になっているきらいもありますが。

読む内に 脳裏では、「卒業」 のままに、3人の登場人物が動きます。

ダスティン・ホフマンは 『レインマン』 のイメージが強すぎて、あの話し方になってしまいます。

キャサリン・ロスは しっかり自己主張しています。 「母親は強し」、と感じますね。

一番変わらないのは、脳裏で アン・バンクロフトが演じる 「ミセス・ロビンソン」 。 あの、サウンド・トラックLP カバー写真の 「足」 に表現されていた妖艶なイメージ。 これが、続編でも膨らみます。 いやぁ、昔は、あの 「足」 の写真だけで 興奮していたなぁ(笑)。

ストーリーは とっても面白い。 知りたかった願望と期待感を裏切るものではありません。 だけど、もう十分かな。

小説だから、非日常的な設定のドラマになっています。 だけど、二人はごくごく普通の夫婦。 ひょっとすると、「その後」 は 知らないままの方が、想像を膨らませて良かったかも。

今宵は、サイモンとガーファンクルを聴こう。

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実践により

2008年11月26日 | 喜働

この話は、以前 御本人が一度だけ テレビで言われたことがあるそうです。 私は著書で読んだ記憶があります。

北野たけしさん(ビートたけしさん)が自分自身に関して話したこと。 聞いたことのある内容かも知れませんが。

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<話の概要>

自分は、くだらない番組をやっていても視聴率が上がる。 自分では面白いと思わないのに、小説を書くと売れる。

絵を描いても、いい絵だって評価されて、美術館だとかに収録されたりする。 映画も自分の楽しみの一つとして創っていたら入賞してしまったり グランプリで選ばれたりする。

自分としては 好き勝手にやっているだけで、人よりも才能があるとは思えない。 でも、何をやっても 全部評価されてしまう。 「おかしい」。 良く考えてみても、自分の才能で それらをやれるわけがない。

ただ、心当たりは たった一つだけある。

それは、若いころ師匠に「トイレをきれいに掃除しろ」 と言われたから、三十年以上ずーっとトイレ掃除をやり続けてきた。

ロケに行ったときなどは、公園のトイレがグチャグチャでも、自分の使った後は必ず綺麗に。

時には、隣のトイレまできれいにして出て来る時もある。 もちろん、掃除道具を持って歩いているわけでも無いので、トイレットペーパーが無いトイレでは素手でもやる。 そういうのを三十年以上、ずーっと やり続けてきた。

そこにだけ思い当たる節があるんだそうです。

で、彼は、今でもトイレ掃除をやり続けています。

たけしさんの言葉。

「自分は才能があるとは思わないのに、なぜか もてはやされる。 何をやっても評価を受けるのは、もしかしてトイレ掃除のせいかもしれない」

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いい夫婦の日

2008年11月25日 | 家族

22日の夕刻。 家内との会話。

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家内。 「友達からメールで 『今夜は主人が居ないので遊ぼう』 って誘われたから、食事してカラオケに行ってきます」

「今日は…」

「あら、何か外出だった?」

「いや、今日は 『いい夫婦の日』 やろ」

家内は無言で 携帯電話を取り出し発信。 「誘われてるのに わざわざ断らなくても」 と言おうとすると。

「あ、私。 うん、メール見たよ。 これから準備するから七時は難しいけど、七時半なら OK」

って、俺の言葉は全く無視?

三男に 「今夜は遅くなるよ」 。

「二人で出るン?」

すかさず 私。 「そう、いい夫婦の日やからね」

家内 「わっはっはっ!」

私(三男に向かって) 「今日は 11月22日やから、いい夫婦の日やで」

三男(家内に) 「お茶、頂戴」

私 「って、無視かよ?」

家内(さすがに可哀想と思ったか) 「ねぇ、いい夫婦の日って、いつから あるんかねぇ?」

私 「ローマ時代から ず~っと 11月22日は 『いい夫婦の日』 ばい」

家内(三男に) 「先生との面談は何時やったっけ?」

またまた、無視かよ?

こうなったら、私の友達は君だけだよ、クロキリくん。

と、お湯割りでも。 え~っ!?

空になったあ~~っ!!

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三男に携帯電話

2008年11月22日 | 子育て

中学3年生の三男に 携帯電話を認めて購入しました。

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同級生で持っていない生徒は居ないらしく、欲しくて欲しくて堪らないという感じの日々でした。 やっと手にして、心底 嬉しそうです。

わが家では、携帯電話は高校生からと決めています。 長男・次男ともに、高校の合格発表があってから持たせました。

三男は、これまで携帯電話が欲しいとは言っていませんでした。 それは上の兄貴達のことを知っていて、言ってもダメだと感じていたから。 欲しいか?と問われれば、「当たり前じゃん」 と家内には訴えていたそうです。

今回、高校の合格発表には少し早いのですが、解禁いたしました。

理由は、時代の変遷です。 5年前の長男の時とは 中学生の保有率が、明らかに異なります。 携帯電話を持っていない中学生を捜す方が困難です。

今の時代で ここまで 我慢させてきたから、早めに許して、と家内に相談されました。 いや、正しくは 命じられました。

やっと、友人とのコミュニケーションが出来る、と喜ぶ三男。 違和感を感じながらも、それが世相なのだと自分に言い聞かせる私。

そう言えば。 PTAで県の役員をしていたとき、筑豊地区の会長が 「わが家では、高校生の間は携帯電話は持たせない」 と言っておられました。 実際に、現役高校生の子には持たせていませんでした。 いま、3人目(いや4人目かも?)の お子さんが高校生です。

依然、持たせてないかなぁ? それとも、『時代の変遷』 と考えも変化したでしょうか? 機会があれば、聞いてみたいです。

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