マンション管理士日記

地域を守る:マンションと地域の融合

封印されていた日本語

2013年03月28日 | 喜働

『スタンプを集めれば ステキな粗品を差し上げます』

人気blogランキングへ クリックを御願いします!

スタンプ台紙に書かれた文章。 どうにも違和感があります。

粗品 : 人に贈る品物の謙譲語(広辞苑)

謙譲している 『品物』 に 『ステキな』 という修飾語を付けている。

もっとも、「こんな日本語の乱れが」、なんて生意気を言うことはできませんけどね。 日頃から、乱れた日本語を使っている身であれば。

「千円から お預かりします」 という表現は、よく引き合いに出されます。 また、驚くほど多くの場面で使われています。

さて。

いまから二十年以上前に、私は韓国を一人旅しました。 その帰路に、フェリーの中で ソウルで小学校の教頭をされている韓国人と知己を得ました。 すでに定年に近い方でした。

数年後、ソウルを訪れた際には 再会して食事をしました。 その後、彼が九州旅行に来られたので自宅に泊まっていただき、長崎などを案内しました。

何度か話していて驚かさせられました。 それは、彼の日本語が とても美しかったから。

小学生のころまで、学校で日本語を使って授業を受けていたそうです。 その後、日本語を使う機会も無く、排斥運動も起きて、封印していた日本語だったのです。

まるで、昭和20年から封印されていたタイムカプセルから出てきたような日本語。 そうか、日本語って こんなに美しい言語だったんだ。 痛感しました。

それに較べて、自分の使っている日本語の何と乱れていることか。 いや、両親や同年代の人達の使う日本語さえも 同様に乱れているのでした。

その格調高い日本語を聴いて、また、彼からの書簡に記される達筆と画数の多い漢字に接して、私たちが失ってしまったものの大きさに愕然としました。

『ステキな粗品」 を見て思い出したことです。

人気blogランキングへ

ブログ ランキングに参加中です


早い開花

2013年03月26日 | 喜働

今年は桜 の開花が早いですね。

人気blogランキングへ クリックを御願いします!

満開。 散りゆく桜は格段に美しい。

写真の桜 は八幡西区田町、城山公園。

樹が低く、間近に桜を感じます。

隠れた名所です。 あまり知られていません。

丘の頂き。 かっては 『黒崎城』 があった場所です。

いまは麓を 黒崎バイパスが開通しています。

小学生のころ、同級生が何人も住んでいて、ときおり遊びに行っていました。 急な階段(現在は閉鎖されていますが)を昇ると広場があって、と微かな記憶が甦ります。

桜は日本人のDNAに刻み込まれているのでしょうか。 開花すれば 『花見』 をしないと気持ちが落ち着きません。

京都に居たころは、何と言っても円山公園の 枝垂れ桜。 特にライトアップされた夜桜には圧倒されていました。

桜の木の下には、あれは死体が埋まっているのです

そんな感じの一節は、あれは誰かの詩だったかな?

中原中也?

小学生のころと同様に、記憶は曖昧になるばかり

25326


春の訪れ

2013年03月15日 | 喜働

今朝。 毎朝の 『禊』 で頭から水を掛けたとき

人気blogランキングへ クリックを御願いします!

水の中に、ほんのちょっぴり、『春』 を感じました。

冬の間、身を切るような 冷たい水には無かった 『温かさ』 。

わずかな温かさに、春の訪れを感じました。

明るい陽ざし。

幸せな気分で、通りすがりの人にさえ 『幸せになれかし』 と祈ることが出来ます。

人気blogランキングへ

ブログ ランキングに参加中です


侘び 寂び

2013年03月11日 | 喜働

京都に居たころ。 機会があって一緒に食事をしていた海外からの旅行者に質問されました。

人気blogランキングへ クリックを御願いします!

「WABI と SABI は 何を意味するのですか」

それって、『侘び』 と 『寂び』 のこと?

私の記憶は ここまで。 ここから先は、どう説明したのかは 全く覚えておりません。

多くの恥をかいて生きていますから、忘れないといけない事ばかりです。 忘れていかないと、就寝中に思い出し、「あぁぁ!!」 とか叫び声を上げて飛び起きなくてはいけなくなりますから。

いずれにせよ、侘びも寂びも分からなければ、加えて貧弱な英会話力ですから、推して知るべし だったことでしょう。 繰り返しますが、記憶の淵にも残っておりません。

さて。 WABI と SABI について いま思うことを。

倫理法人会で学ぶのは、『万人幸福の道』 です。 何時、何処で、誰が行っても、皆が幸福になれる絶対倫理です。 つづめて言えば、『明朗』 『愛和』 『喜働』 を目指して学んでいます。

『愛和』 ということは、『皆で仲良く』 とも言えるでしょう。

偏屈な私が 最も学ぶべき 留意すべき 言葉です。

和をもって美(よし)となす。 そう肝に銘じています。 縮めれば 『和美 (WABI)』 です。

一方、SABI の語感で思い浮かぶのは、「身から出た錆」 ですね。 すべて原因は己自身に有り、ということばかりですから。

ということで、いま 『WABI』 『SABI』 から連想するは次の如き。

深い愛を誓って 『和美

重い自戒の念で 『 』 

もしも。

再び海外旅行者より WABI SABI を質問されたら?

そのときは ニッコリ 微笑んで こう断言します。

「他所で尋ねて

人気blogランキングへ

ブログ ランキングに参加中です


高校の卒業式に

2013年03月04日 | PTA

参列しました。

人気blogランキングへ クリックを御願いします!

元気に巣立つ姿は良いですね

多くの公立高校では前日に卒業式を挙行していましたが、今年の中間高校 は 3月2日でした。

前日に比べ 好天気で 気温も高かったけれど、それでも体育館床からの しんしんとした冷気には凍えました

この日、残念なことが。

それは黒崎中央小学校の 『6年生を送る会』 に出席するつもりだったのです。 ところが、2日になった高校卒業式が同時刻なので、断念したのです

というのも、今年の6年生は 良い学年だなぁ と感じていたからです。 5年生の頃から感じるものは ありましたが、昨年 修学旅行に出発する様子を見て 『こりゃぁ 良かバイ』 と思いました。

皆で旅行する高揚感と連帯感に溢れ、見送りの保護者と教職員への感謝があり、しかも規律ある行動でした。 本当に良い学年だと感心しました。

後日、黒崎中央小学校の校長と話した際に このことを話しますと、「私の三十数年間の教員生活でも ベスト3に入る立派な学年です」 と言われました。

この学年を送る会なので、是非 出席したかっただけに、とっても残念でした。

さて。 高校の卒業式。 今回は、式の中に 『表彰』 が入っていました。 学力優秀、生徒会功労賞、個人皆勤賞 … 加えて、二つのクラスが 『クラス皆勤賞』 を受けていました。 これは 3年生の一年間、クラス全員が 無遅刻・無欠席・無早退・無欠課 を達成したとのこと。 全員で目標を持ち、皆で励まし合いながら 達成したのでしょう。 それも 受賞したのは二クラス。

良い思い出になるとともに、連帯の絆が続くことでしょう。

いつものことながら、自分自身の(自堕落な)高校生活に比較して いまの高校生は真面目だと感じます。

前述した 6年生が高校生になるのが 今から楽しみです。 その前に、4月からは中学生ですね

人気blogランキングへ

ブログ ランキングに参加中です