分譲会社の瑕疵担保責任について
ひどい分譲会社では、欠陥を隠す場合があります。 新規分譲マンションの販売競争は激しく、ブランドイメージは重視されます。 そのため、 「欠陥が多いマンションの分譲会社」 というイメージがあると販売の妨げになります。 だから、なるべくマンションの欠陥を発見したくない、という会社があるのです。(今回の偽装事件におけるヒューザーは最たるものですね。欠陥を隠して販売したんですから) 積極的に欠陥などの瑕疵を見つけ解決しても、費用負担があり企業イメージが悪くなるから良いことは何もない、と考えるひどい会社も存在します。
とっても大切!管理会社の役割
多くの管理組合は1~2年で理事が交代するので、瑕疵担保の追求などは管理会社に相談・対応依頼するのです。 従って、瑕疵追求における管理会社の責務はとっても大切です。
ところが、福岡県内の80%の分譲マンションは分譲会社と管理会社は同系列会社です。 だから、なるべく欠陥を発見したくない、言わずに分からないなら言わない、という悪循環になり、欠陥などの瑕疵が発見できない場合もあるのです。
こうした実情から 「見て見ぬふり」 が管理会社の対応、となり得るのです。 だからこそ、ひるまずに、とことん追求できる体制が必要です。 以下の点が大切です。 ⅰ)管理組合の意識を高める ⅱ)日頃からの住民コミュニケーションを醸成する ⅲ)管理組合・住民の立場で考える管理会社に管理委託する
自分達の大切な資産です。 疑問があれば、中立な立場のマンション管理士に相談されてください。