マンション管理士日記

地域を守る:マンションと地域の融合

甲子園への道 ⑤

2011年07月14日 | 子育て

心の底から湧いてくる、『これで 終わってしまうのか?』 という嫌な予感。

後で聞けば、家内は、『ノリ が三振してゲームセットになる』 そう観念したそうです。

いや。 選手達は必死に戦っている。 せめて、応援席も気持ちだけは負けないようにしよう。 「ノリ。 お前の12年間を ここで 爆発させてくれ!」

そう願った。 

幼稚園の頃から。

遠征や大会に連れて行き、小学1年生になると、いつの間にかチームの一員になっていた。 同級生は4人。 いずれも兄貴がチームに居るという同じような境遇で 入部していた。

4年生以下のBチームに属していて、どこがショートかも分からないくせに、試合だけは出たがって、用も無いのに監督の周りをウロウロしていた。

ある試合、あまりの大差で負けているので、途中から 監督が ノリ をライトに起用した。 守備に入って直ぐ、ライトに打球が。 「あちゃぁ。 取れんわ。 ホームランや」 そう思った瞬間、ゴロを補給したかと思うと 1塁へ。 アウト!

驚いたね。 毎日毎日 練習していると、こんな小学1年生でも野球が出来るんや。

そのまま小学校6年生のときは全国大会まで。 硬式チームに入っての3年間は不本意な成績だった。

そして高校。 1年生のときから試合に出してもらい、2年生の夏大会が終わり、新チームになってからは ずっと 四番か五番を任されてきた。 最後の夏。 最後の試合、最後の打席になるのか?

そして。

6球目。 直球。

やった!

きれいに打ち返した。

左中間を破る 3塁打!  同点!

応援に来てくれた祖母も立ち上がる。 歓声に湧く応援席。

 

二度追いつきました。 最後は、僅かに 運が相手チームへと傾いてしまいました。 勝ちたかったですね。 本当に残念です。

それでも、粘り続けた経験は、これからの人生に大きな自信と勇気を もたらしてくれることでしょう。

三男坊は、自宅に戻って、家内に 言いました。 「12年間、ありがとうございました」

私が帰宅した時は 既に眠っていました。 で、私へは 何も 言葉は ありません。

だけど、私から言うべき言葉なのでしょう。 「12年間、本当に有難う」

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甲子園への道 ④

2011年07月13日 | 子育て

とっても残念ですが、予想より少し早く負けてしまいました。

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どのチームにも、道は甲子園へと繋がっています。 だけど、道を進み続けるには 、それなりのチーム力が必要です。 加えて、実力を発揮できる運も。

三男坊が所属するチームは、そこまでのチーム力は持っていませんでした。 だから、地方大会のどこかで敗戦を迎えるのは必至でしたが、ちょっとだけ早く その日が来てしまいました。

大接戦でした。 最終回に追いつき、延長でリードを許してからも 再度同点にしました。 が、最後は延長12回で 勝利の女神が対戦相手に微笑みました。

  育  徳  館  010 001 000 101  4

  折尾愛真   000 000 002 100  3

愛真のピッチャーはコントロールが定まらず、2回に先取点を許しました。 相手チームの好投手からは点が取れません。 回を重ね、逆に6回に追加点を献上しました。

2対0 で迎えた最終回。 ワンアウト1塁。

ここで、3塁打が出て1点差! そこから、外野に犠飛を放ち、ついに同点に追い付いたのです。 

ずっと押され続けていましたから、応援席はここで一気に爆発して盛り上がります。 ところが、10回の表に1点を取られて、またまたリードを許してしまいます。

10回の裏に突入。

中学生のときに 九州大会でベスト4まで進んだという相手投手の球威は落ちません。 ワンアウト1塁から 四番バッターは三振を喫してしまい、ついにツーアウトと追い込まれました。

バッターボックスに入るのは五番。 うちの坊主です。

ボール。 ストライク。 ファウル。 ボール。 ファウル。

ツーボール、ツーストライク。

最後のバッターになり、ここでゲームセットか?

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甲子園への道 ③

2011年07月11日 | 子育て

7月10日。 大会二日目。 

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折尾愛真高校野球部 (三男坊のチームです) の初戦でした。

無事に勝ち抜きました。

 

築 上 西    0 0 0 0 0   0

折尾愛真 2 3 2 1 2  10

         (5回 コールドゲーム)

 

ず~っと長い道のりです。 それでも、チーム一丸となり 一歩一歩 進んでいくことを祈っています。

願わくは、鍛錬してきたことを発揮する平常心でありますように。

願わくは、ピンチと困難を乗り越える強い心を維持しますように。

願わくは、味方を信じ 己を鼓舞する勇気を持ち続けますように。

願わくは、自分達を支えて下さる全てのものに感謝しますように。

 

長い夏になることを祈願しています。

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甲子園への道 ②

2011年07月09日 | 子育て

夏の高校野球、福岡県大会。 

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久留米球場で行われた開会式を観に行きました。

南北地区を合わせて 135チームが参加。 甲子園に出場する ただ1校を目指して134試合を戦っていきます。

予選パート順の各チーム入場行進は圧巻でした。 これだけ多くのチームが集い、そしてスタンドには、各チームの控え選手そして保護者。 その熱気は、真夏日の陽射しさえ凌ぐものがありました。

夏の甲子園を目指す 高校野球が、ことさらに感傷的になるのは、この地方大会を最後に三年生が引退するからです。 地方大会で負けた瞬間に三年生の高校野球は終わります。 即、引退なのです。

保護者も、どの大会とも異なる、センチメンタルな気持ちになってしまいます。

 

長男・次男とプレーしてきて、三男に引き継がれた高校野球。 我が家にとっても、高校野球 最後の夏です。

上の兄達が所属するソフトボール・チームの大会などには、 三男を いつも連れて行っていました。 一人で残す訳にはいかないからね。

そのせいか、小学校に入る前からソフトボールに馴染んでいました。 というか、ある日 気付くと、グローブを嵌めてボールを追っていました

兄二人は、水泳、サッカー、ラグビー、空手など 紆余曲折の末に 野球に辿り着き、やっと続けたいものを見つけたのです。

それに比べると三男は、幼い頃から野球しか知りません。 小学校の6年間。 中学校の3年間。 そして高校の3年間と、野球だけです。 それ以外の習い事をしたことも ありません。 というか、そんな時間もありませんでした。

三男の12年間の野球生活。 その集大成が、この夏の大会です。

思えば、長男のソフトボールから始まって15年間。 たくさんの練習・試合そして大会への応援。 各地の遠征への同行。 様々な思い出が蘇ります。

この夏は、我が家の野球生活にとっても 最後の大会になるのです。

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甲子園への道 ①

2011年07月08日 | 子育て

夏の甲子園を目指して。

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全国各地で地方予選が開始されています。

 

もともと 甲子園への道などない。 本当に甲子園を目指す者が多くなると、そこに初めて道が出来るのだ。

 

はい、そうです。 パクリですね。 その通りです。 あの高名な短編から、パクってしまいました。 最初っから白状していますので、見逃してください

うちの三男坊も 高校3年生。 最後の大会を迎えました。

 

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