小学校でPTAデビューした私にとって、そこは予想もしなかった世界でした。
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幼稚園の 『父の会』 と違って、組織があります。 役割が決められていて、当然に責任が発生します。
「出来るときに、出来る人が、出来ることを」 などと言っていたのとは全く異なる世界です。
「これは、えらいことになったなぁ…」 正直、続ける自信も失ったのです。 PTAの打診をされたときに、家内からは、「どうせ出来ないから断りなさい」 と忠告されていました。 断るつもりだったのが、前述の経緯で受けてしまったのです。
それでも家内は、「今からでも断りなさい」 と言っていたのですから、今になって、「辞めます」 とは、家内の手前もあって言えないのは当然でした。
また、幼稚園の 『父の会』 で強い影響を受けていた Yさん・Mさんが揃って別の小学校でPTA役員を始めたのも、大きな刺激になっていたのです。
最初の担当は 『総務委員長』 。 十数名の委員さんは全員が女性でした。 委員会の役割に 『ベルマーク収集活動』 が含まれており、その講習会が小倉で開催されたのです。 副委員長さんと一緒に行ったのですが、これが男性の出席者は私だけ。 この状態で、副委員長さんからは、さすがに 「私が聴きますから、帰られてください」 と言って頂いたのでした。
委員会では、役割を果たすために、何かと集まりが必要です。 委員さんは、気遣ってくれて、私の都合に合わせて委員会日程を決めてくれます。 それだけに、他の用事が入っても、委員会は欠席出来ないのです。
一年間の委員長は、しんどかったけど楽しい思い出です。 これ以降、委員長を担当することは無かったのですが、委員長時代に委員さんと活動したのが一番楽しかったように思えます。
委員会以外にも、様々な行事の手伝いが続きます。 何しろ、男性の絶対数が少ないので、貴著な労働力なのです。
PTAの会長は、Sさんという女性の方でした。 Sさんは会長4年目で、その後も2年間、都合6年間会長をされた方です。 私はPTAの何たるかを、このS会長から厳しく(たまに優しく)叩き込まれることになったのです。
理事会を重ねる内に気付いた事がありました。 それは、当時のPTAは完全な女性社会だということです。 女性と男性には、それぞれの良い点と欠点があります。 PTAのような組織でどちらかに偏るのは問題があるなぁ、というのが私の感想でした。
それでも、理事会には4人の男性が居たのです。 出席率が低く、居ないも同然の人も含めてですが、ともかく私を入れて5名でした。
当時、夏の思い出に、と 『サマーフェスタ』 というPTA主催の祭りを開催していましたが、その準備は、ともかく体力勝負でした。 テント張り、椅子・机のセット(門司まで借りに行っていたのです)、様々な備品の運搬とセッティング、そして当日の運営と後片付け…
男性が少ない中で、これでもかと働かされましたね。
そして! 翌年には、理事から男性が二人減ったのです!
「これは出来んバイ…」 正直な思いでした。
そこで思い出したのが、幼稚園の 『父の会』 メンバー。 「あのパワーを小学校に持ち込めば、何でも出来るぞ」
幸いなことに小学校校区に幼稚園があるので、父の会のOBも多いのです。 しかし、問題があります。 自由な活動に慣れた彼らは、PTAの活動には拒否反応があるのです。 それは私も同じでしたから、良く判ります。 彼らは、PTA選考に挙がっても、決して引き受けないのです。
「彼らを巻き込むには、どうしたら良いだろうか?」
ふと思ったのは、「この小学校で『父の会』を立ち上げてみよう」 ということです。
そして、『父の会』 設立に動き始めたのでした。
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