新聞で、2009年度に全国の児童相談所(児相)が対応した 『児童虐待』 の相談件数が報じられていました。
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4万4210件(速報値)です。 前年より1546件増えて、過去最多となりました。 1990年度の統計開始から19年で40倍を超したそうです。
件数が増えている背景には、社会的な関心の高まりが挙げられています。 早期に発見され児童相談所に通報しているので、軽微な事案が掘り起こされているそうです。
一方では深刻な案件が増加しているとも報じられていますが、具体的にどう増加しているかは記述されていないので判りません。
北九州市は316件で前年度よりマイナス58件です。 全国傾向とは逆に減っています。 子育て支援の取り組みが上手く機能しているのでしょうか。 もちろん、相談件数が減ることが必ずしも良い傾向だとは言えない側面もあります。 虐待を見逃しているか若しくは社会的関心が低くなっていることもあるからです。
福岡市では逆に相談件数が大幅に増えています。 495件で、これは前年度よりプラス153件です。 2009年度は 北九州市の相談件数が374件で、福岡市は342件。 一年間で相談件数が逆転しています。
相談件数の増減では 虐待の実態はつかめません。 あくまでも一つの目安です。
ただ、早期発見は深刻な虐待を未然に防ぐことは間違いありません。
身近で児童虐待と感じるケースがあれば 児相に相談されてください。 虐待か否か迷うような場合は、地域の主任児童委員または民生委員に相談されてください。
やはり地域が児童を守っていかねばならない時代です。
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