クリンの広場

たまっこくりんのおもいのたけ

経王寺と彰義隊~谷中散歩・15

2015-11-07 | クリン江戸散歩

 月見の丘にたつ、はぎみ(萩見)の寺、「経王寺」。

このあたりは、

 上野せんそう(戦争)で 官軍とたたかった、「彰義隊」の

敗走ろ(路)にあたり、

 しょうぎたい(彰義隊)をかくまった、きょうおうじ(経王寺)の山門には、

 官軍がうった、てっぽう玉のあとがのこっています

それを、直しもしないでのこしておき、

 さらに、おはか(墓)まで・たててあげるのは、

 ばくふ(幕府)のためにたたかった、「幕臣の死」を

いたむ、

江戸っ子のきょうき(侠気)の

なせるわざ

 (←羽二重団子の店にも、彰義隊士の遺物が大切に保管されてました)


 かながき・ろぶん(仮名垣魯文)が、「安愚楽鍋」で、

文明開化を コケにしたのも


幸田ろはん(露伴)が、

「五重塔」で

江戸っ子の心いき(意気)を 

うたいあげたのも


おかくら(岡倉)天心が、

「日本美術院」を

ここからスタートさせたのも、

 かれらが、この辺りの住人だったからなのかな・・


江戸の色こ(濃)い この町で、

クリンたちは 気づきました。


(つづく)










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