無知の涙

おじさんの独り言

軽井沢の夜2

2010年04月21日 | 軽井沢メモリー
19時で既に就寝状態。

一緒に来てる人達と酒でも飲んだら良いのだろうが、このメンバーとは去年も一緒に軽井沢で仕事をしたことがある。

その時は所長も一緒に泊まったのであるが、その時の彼らの気の使いっぷり、というか、そそくさとメシ食って自室に帰る姿がなんとも気の毒であった。



そんな彼らと今年2度目の顔合わせだが、しきりに所長が泊まるかどうかを気にしている。

所長は確かに天変地異的に口は悪いが、ネチっこくは決してない。仕事が終わったらスパッと忘れる。

「別にプライベートの時間まで、所長にヘコヘコする必要はないよ」と僕は言うが、「いや、そうは言っても」という反応。

確かに逆の立場ならそうなるわな。

だから僕も夕飯の時間はさっさと席をはずす。

ビール2杯であとは断る。

「あとは勝手に飲んでね」

たぶん彼らは僕が下戸だと思っているだろう。

それが一番の彼らへのねぎらなのだ。


そして僕は暇になる。

彼らが所長の手下である僕を受け入れて、飲みましょうよ!と言ってくれれば、僭越ながらも加わらせて頂く用意はある。

一切ないけどね。


間違えて僕の部屋に入ってきたことはある。

いつ何時でも彼らを受け入れるために鍵は一切かけてない。

オープンウインドウ。
ウインドウじゃないか、ドアーだ。


そしてそのオープンドアーが開かれた。

顔を真っ赤にして焼酎を両手に持って入って来て、僕の顔を見て一言。

「すいません、間違えました。おやすみなさい」

「おやすみなさい。」
永遠に。

ふーんだ、いいもんね。
この宿で飼ってる犬と遊ぶから。