無知の涙

おじさんの独り言

恐怖の歯医者3

2010年08月09日 | 怪我・痛い系
まずはレントゲン。

何枚か違う角度で撮り、
いよいよあのイスに着席。

僕のレントゲンをしげしげと見ながら女医が言う。

「どうしてこんなになるまで放っておいたの?」


僕「すみません」
どう言っても言い訳にしかならないので、謝るしかない。


女医「ちょっとコレ大変だから覚悟してね」


え?
い、いやだ!
帰る!

本気で「やっぱヤメます」、という言葉が喉ちんこまで出かかったが、理性で押し止める。

ばかやろう!
おまえの男だろ
男だろというか、もうオッサンだろ!
歯医者くらいでガタガタ言うな

ガタガタ

女医「麻酔打ちますよーちょっと痛いかも」

注射は別に怖くない。

チクリとした痛みが歯茎から脳に伝わる。

女医「あなた体が大きいから、あと2本くらい打っておくわね」


ゾウか。


そしてプスプスと麻酔を追加される。

次第に奥歯らへんの感覚がぼんやりしてくる。
やはり3本打ったのは正解だった。

そして、いよいよあの機械音を僕の耳は捉えた。

キュイイィィイン!

うおおお。
相変わらず怖ぇぇ。

もう、だってコレ
殺る気だよね!完全に!
っていうパターンの音だよ。

女医「はい、じゃあ口を大きく開けてねー」

キュイイィィイン・・
旋回してるのであろう器具が歯に接触する。

キューーン

普通はここで安心する。
何故なら麻酔が効いていて、実際はほとんど痛くないからだ。

だが、今回は違った。
歯を削る細かい振動が、
しっかり奥歯の痛い部分に届いているのだ。

つまり、痛いのである。

なん・・・だと・・・

つづく