ニュースを見ていると、野球やフィギュアスケートなどが、この震災で中止になったり、延期になったり。
それはとても残念なことだと思う。
テレビでスポーツ観戦というものをしない僕が残念だと思うのだから、楽しみにしている人達はより残念な事だと思う。
いま最小限の電力で、一番多くの人の心を元気づけ、被災の辛さを緩和できるのはスポーツと音楽しかないのではないか、とさえ思う。
特にスポーツは己の肉体と精神力で相手に立ち向かってゆく。その姿は、きっと震災で苦しむ人達にも勇気や希望を与えると思う。
今はバットを振り回し、ボール投げてる場合ではないとかなんとか言っていた野球選手がいたが、この発言には驚くしかなかった。
その人にとってプロ野球とは、ただボールを投げてバットを振り回すだけのものだったのか、と非常に残念な思いである。
プロとして野球をし、プロ野球選手として金もらってる人間の言葉とは思えん。
野球やらないで被災地にボランティアしに行くのか?今はまだ邪魔になるだけなのに。
野球やめてボランティア行きます、て言うならまだ分かる。
いやいや、プロ野球選手は野球しないと。
そんなに電気がないと野球って出来ないんだっけ?必ずしもスコアボードが点いてなければいけない訳でもないだろうし、無理なら西日本でプレイしても良いだろう。
テレビ中継はせずに、ラジオで中継すれば良いだろうし。
何故あきらめる前に、この状況でどうすれば野球ができるのか模索しようとしないのだろう。
いま個人として出来ることは、なるべく無駄な電気を使わず、出来る可能な範囲で募金乃至物資を送り、後は自分の社会的立場を粛々と全うするしかないのだ。
苦しいのはみんな同じだ。甘えては、いけない。
こんな時、周りからどう言われようと、デイゲームでどこも中継しなくても、黙々と決められた日程で試合に打ち込んでいる選手たちの方が僕はプロとしてあるべき姿だと思う。
不謹慎という言葉を、ちゃんと理解しているのだと思う。