なんとアキバ48の新曲が125万枚を突破。Mr.Childrenが「名もなき詩」(96年)で記録した120・8万枚を抜き、シングルの初動1週間の売り上げで日本記録を塗り替えたとのこと。
アキバ48って今、総選挙だかなんだかやってるアレ?民主党がやれよ。
最初っから気に入らん。だいたい売り上げで順位決めるとか、キャバクラと一緒じゃん。ファンの経済力次第。
小学生の頃に流行してた、おにゃんこなんとかから秋本プロデュースに対して、何故か腹立しい感情を抱いていた。
外で遊んでいる最中に「夕焼けにゃんにゃんが始まるから」とかワケの分からん事を行って、帰ってしまう軟弱なヤツが少なからずいたのだ。団体でやる遊びって、1人2人抜けただけで急激に冷めてしまうものなのだ。それも聖闘士聖矢ごっこみたいに、細かい設定を決めてシチュエーションとして盛り上がってる遊びとかは尚更のこと。誰かが抜けると我に返ってしまうのだ。あれ?なにやってんだ俺、てな感じで。
くそっ、なんだよ!いっつも夕焼けにゃんにゃん夕焼けにゃんにゃんって!と実に腹立たしい気分でした。そして夕焼けにゃんにゃんが猫とは何も関係ない番組と知ったのは、だいぶ後の事でした。
まぁ女の子たちは秋本の言いなりでしかないだろうから、彼女たちに対してどうこういう感情はない。元凶は秋本だ。
と、そうした腹立たしい思いとは裏腹に、たいしたもんだと思う部分もある。
このCDが売れない状況で、手段はどうあれここまで売り上げてしまうのだ。プロデューサーとしては、完全大勝利である。無名の女の子たち48人(ほんとに48人いるのかは知らん)をここまでスターダムにのし上げたのだ。
CD販売店なんかアキバ48のおかげで、だいぶ助かったでしょう。雑誌やテレビも。経済回転の有効コンテンツの1つにまで成り上がったわけだ。むかつくけど、この不況下においては明るいニュースである。
逆にCDが売れないというのは言い訳で、提供の仕方次第で少なからず売り上げを上げる事が出来るという証明でもある。まぁアキバは女の子が48人(ほんとにいるのか知らんが)もいる特殊な形態なので、単純にそうとは言い切れないけど、ヒントはあると思う。決してCDが売れない、というワケではないという事。
芸能界ほど盛者必衰という言葉が顕著に見られる世界もないだろう。それはアキバにも言える事である。人の心は無常である事からこそ無情でもあると言える。絶えず最高の景色を求めて人は歩き続ける。決して長くは立ち止まらない。その景色に見飽きたら、再び歩き始め、また違う景色を求めるだろう。
あと2年同じポジションにいられたら、これはスゴイと思う。嫌いだけど、経済的な面からも、あまり活気のない日本音楽シーンの面からも、長く活躍して欲しいと思います。