無知の涙

おじさんの独り言

るろうに剣心 京都大火編

2014年08月12日 | テレビや映画

盛大にネタバレしてますので、ご注意ください。

 

ガンプラ会のメンバーでるろ犬の映画を見てきました。

今回は京都編ですが、バトルも前作よりパワーアップしていて良かった。前作より原作の雰囲気がでていました。志士雄一派が原作に忠実な感じが出ていて良かった。剣心もより自然になってました。

張とのバトルは、最初に剣心が張を叩き伏せて伊織をあやしているシーンが欲しかったな。こっち向かんかいこのダボが!ガキからバラすぞ!みたいなセリフを張が吐いて、振り返った時の剣心の顔を実写で表現して欲しかった。通常の剣心をもう少しアホっぽくしないと、怒り状態が引き立たない。

左之助は原作通りで良いけど、京都で剣心と再会した時の一声は「で、また俺は置いてけぼりってか」→顔面パンチの流れが良かったなぁ。やはり薫も弥彦も左之助も剣心にとっては弱点以外の何物でもない、ということをもう少し出して欲しかった。それこそ蒼紫なんか無理やり入れなくていいから、斉藤とのバトルでそこらへんきっちり3人に叩き込んで欲しかったかな。こと薫に至っては刃衛でさらわれ、また今回もさらわれで、内心イラっとしてしまった。

なんてまた文句ばかりになってしまったけど、ここらへんは良かったからこそ出てきた不満点。

大久保暗殺後に警官隊の死体が大量に送られてくるシーンがあったが、あれは素晴らしい。剣心が京都へ行く決心をする流れにすごい説得力がでた。自然。これはすごく良かった。剣心が去った後の残された面々の表現も良かった。どうしても映画は時間が足りないせいで、原作に比べるとまだそれほど絆が深まっていない感じがあるので、原作通りに薫が寝込んだりしたら不自然すぎて興ざめするところであるが、そこらへんは丁度良い感じにバランスが取られている。

で、やはり志士雄がすごい。原作を越えている。漫画で読んでいるとそうでもないが、実写で見ると本当にとんでもない連中であり、それが滲み出ていてすごかった。思っていたより全然面白かった。

1作目でちょっと期待はずれかなと思ったファンの方も、今回は楽しめると思います。