今年3冊目の新刊が出ました。絵本です。
『ちょっとまって ねるまえに』(ポプラ社)
子猫のサンちゃんとココちゃんのおはなし。
「サンちゃん、ココちゃん、ねる じかんよ」
って、おかあさんが いいました。
パジャマに きがえて、はを みがいて…。
ちょっと まって。ねるまえに、
おとうさんに ほんを よんでもらわなくちゃ。
というふうに、寝る前にすることが次々あって、なかなか
「おやすみなさい」に行き着かない子猫のきょうだい。
画家は例によって例の人ですので、
あんまり内輪でほめるのもなんですけども、
とにかく絵が可愛いです。 (→画像はこちら)
はじめは黒猫のきょうだいで考えていたのですが、
まっくろだと表情が出しにくいし、小さい読者さんにも
ぱっと見分けがつくようにと、黒白とキジトラにしました。
(でも、サンちゃんの目つき、うちの三太郎にそっくりー)
ちなみに子猫たちのお父さんとお母さんの名前は、
本には出てきませんが「ちゃたろう」と「みゅうこ」。
で、この親子の毛色の組み合わせは、
いちおう遺伝学的にも正しいはず、なんですよ。
真面目に調べた結果…。
わたしのお気に入りは、
「こらー、おまえたち」とおこるちゃたろう父さんの
ド迫力だけどぜーんぜんこわくない顔と、
子猫のおもちゃの中にあるイカのお人形です。
〈こねこの き・も・ち〉というシリーズで、
じつは2冊目の絵と文もすでにできています。
2冊目は12月までお待ちください。