そうだ、フジバカマを摘みに行かなくちゃ。
と思ったら、アカネちゃんは、もう行ったんだね。
アカネちゃんちと、うちは、400キロくらい?離れていますが、
環境が似ているらしく、ブログの話題がよくシンクロします。
こっちには黄色い花のオミナエシはありません。
咲いているのは白花の従兄さんのオトコエシだけ。
それに本物のフジバカマもなくて、これはたぶん
近縁種のヒヨドリバナ。それでも、いい香り、します。
フジバカマはわりと地味な花で、秋の七草に
野菊でなくこれが入っているのは、香りのためでしょう。
不思議なことに、生えているときはほとんど匂いません。
切って、半日も室内に吊るしておくと、乾くにつれて
上品な柔らかい香りが漂いはじめます。
生乾きのときが一番だけれど、からからになったら
散らないよう薄い布に包んで本棚に置いたり、
たんすの引出しに入れたりしています。
昔の中国ではお風呂や洗髪に使ったとか。
西洋のハーブにはない独特の香り。
キク科の植物だけど、菊の香でもなくて…
なんて言えばいいのかな、アカネちゃん。
桜餅の葉っぱが好きな人は、きっとこれも好きでしょう。
ヒヨドリバナも、まえは家の近くにたくさんあったのに、
いのさんが斜面を崩すせいで、年々少なくなるみたい。
探しに行ってこよう。雨が降る前に。