閑猫堂

hima-neko-dou ときどきのお知らせと猫の話など

たんぽぽ

2013-04-19 10:03:27 | 日々


たんぽぽの綿毛は、摘むと散ってしまうことが多い。
綿毛がひらく直前の、まだつぼんでいるうちに摘んできて、
室内の風のあたらないところにそっとぶらさげておくと、
ほんわりきれいに開き、しばらくそのままで楽しむことができる。

ヘアスプレーをかければ、さらに長もちするそうだ。
わたしはそこまではしなくてもいい。
お天気のいい日に、外に飛ばしてあげよう。

 


(風に吹かれてころがりまわるので、手こずっているところ・・笑)

 

川沿いに咲いている一群は、他のと雰囲気がなんとなく違う。
花びらが細いのか、少ないのか、全体にあっさり控えめな雰囲気。
 

 

総苞外片(花びらの下の緑のヒラヒラ)が、
くるんと反り返って下向くのが外来の西洋たんぽぽ、
反り返らず密着しているのが日本在来のたんぽぽ、だそうです。
ということは、これは日本たんぽぽ。
(日本といっても分布地別に20種くらいあるそうですが)

 

こちらが「くるん」の西洋たんぽぽ。
真上から見比べると、それほどはっきりした差はない。
ただ、なんとなくの違い。
おや?と思うたびに、かがみこんで裏を見る。
これ、町なかでやると、怪しい人かも。

 


 

本日のゲスト。

じつは超苦手なんですが、見逃すのは惜しい構図だったので。
これくらいのサイズなら、なんとか、大丈夫、かな・・
ううう動かないでッ!

 

本日の「いいね!」

The King's Singers - Masterpiece (動画)

12分でわかる音楽史、アカペラ版。
面白すぎ、またまたシェアさせていただきます。
イヤホンで視聴される方は笑いころげないようくれぐれもご注意を。

(今朝は「不思議の国のニポン」で笑いがとまらず、
猫にものすごく不審がられました・・)

 

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みどり

2013-04-18 09:24:17 | 日々


窓の外を見るたびに、みどりの量が倍になっている。
本日のお供はニコ。
ストラップを斜め掛けして、写真を撮るのと草むしりが半々のお散歩。
お隣のミヤコワスレ、今年はたくさんきれいに咲いています。

 

サトイモ科テンナンショウ属ムサシアブミさん・・でしたっけ?



そうですが、何か?
(・・こっち向くと怖いデス)

 

芝生にヒメハギの一群を発見。
小さいので、カラスノエンドウと見間違える。

 

ちいちゃい葉っぱが可愛いなあ。

 

イチョウの若葉を万華鏡にいれて遊んでみました。

元画像はこちら

 


本日のにゃんこ

何かな?と思ったら・・

 

とりあえず調べてみよう。

 



・・なんにもなかったね。

 

本日の「いいね!」

出番を待つエイリアン

ミイラ男もお茶飲んでたりする、特撮映画の舞台裏。

いまではもうCGとかモーションキャプチャとかあたりまえになったけれど、
ゴジラとかウルトラマン(初代)の頃のアナログ特殊撮影は
人力と創意工夫を総動員したもので、拙いけれど拙いなりに
見ていて非常に楽しいものだった。
怪獣がふんづけて壊すビルやら何やら、全部作ったんだなあ、と、
(リハーサル失敗したら作り直さねばならない)
大道具小道具係の苦労に思いをはせながら見るのが好きだった。
ミニチュアの飛行機を吊ってあるテグスがちらっと見えたりすると、
何かすごくトクをしたような気がしてうれしい。
逆に、目の前で消える宇宙人、みたいな映像処理による特殊効果は、
なんだかズルイように思えたものだった。

アメリカのSF映画の黎明期のもので、宇宙から来た巨大タコ?が
ニューヨークで大暴れ・・というようなのをTVで見たことがある。
現場からの中継シーンで、橋の上に記者が立ってしゃべっていると、
下手からタコの足が1本出てきて、記者をぐるりと巻いてソデに引きずり込む。
あー、と思って見ていると、背景に「記者を空高く振り回すタコ」が
影絵でうつり、そのまま海中に消えていく・・というもの。
特撮以前の、芝居小屋的手法だけれど、よく考えているし、よく出来ている。
(わたしがやってみたいのは、その手のB級映画の主演女優・・ではなく、
上でタコの足を吊って操作する係のそのまた助手あたり)

うちの母は、子どもの頃、連続ラジオドラマを聴くのがたのしみで、
(もちろんテレビはまだない時代です)
大きくなったらラジオ局に就職したいとひそかに思っていたそうだ。
それもアナウンサーや声優ではなく、ドラマの効果音係。
柳行李に砂利をいれてザザーッと波の音、とか、
お椀ふたつでカポッカポッと馬の走る音、とか、そういうのですね。
楽しかっただろうなあ、としみじみ思う。

・・というのは、先日の「乱積み石垣」からつながる話らしいのですが、
はて、ここからどこへ飛ぶのか?
どうやら「基本に立ち返ってみる」が今年のテーマである様子。

 

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Iridescence

2013-04-17 09:32:22 | 日々

拾った羽。長さ約14センチ。
草取りのごほうび。

大きさなどから、カラスしか考えられない。
カラスといえば「まっくろ」と、3歳児でも知っている。
こんなに綺麗な色の羽を持っているとは。

場所的に、たぶんハシボソガラス。
ここが日本でなくオーストラリアだったら、
サテンバワーバードの羽!と思ったかもしれない。

 

黒い鳥、青い鳥、じつは紙一重。

 

あ、これはシッポです。
羽ばっかり見てないで、こっちも撮れと。
よしよし、さんちゃん、きみは立派な黒い猫だ。
(おなか白いけどね)

 

「ベツレヘムの星」とも呼ばれるハナニラ。
雑草のようにあちこちに。

 

シャガの花。
どうしても思ったように写らないもののひとつ。
水をまいた直後の、機嫌の良いところを。

 

木の下に落ちていた夏みかん。
誰だー、こういうかじり方をするのは。

 

こっちも。上下にばっちり歯型ついてます。
口のサイズ、猫より大きい・・?

 

本日のにゃんこ。

マドリのいつもの手。
きなちゃんを寝かしつけて・・ではなく、確保しているところ。
ときどき、ぎゅうっと押さえすぎて、きなちゃんに蹴られることも。

あのですね。
ボクのことを「軟弱」とか言ってる人がいるみたいですが、
違うなァ、それは。
「柔軟」と言ってください。柔軟。わかります?
身体もココロもですね、やわらかーく、しなやかーに、
あるがままに、なすがままに・・なりゆきまかせで・・
まあテキトーに・・ふわぁ・・そんな感じで・・うにゃむにゃ。

本日の「いいね!」

お仕事シリーズその2。

本屋さんで働く12匹の猫たち

棚に並んだ本の背で爪といだりは絶対しないんだろうな。
(うちのは、するんだよね・・涙)

 

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アジュガ

2013-04-16 09:58:49 | 日々


アジュガ・レプタンス。
和名を「西洋十二単」というのは、ちと苦しいネーミングだけれど、
数えてみたら本当に12段あったので、びっくり。
ミツバチが夢中になって蜜を吸っていた。

 


こちらは日本に自生するアジュガのお仲間、キランソウ。
地面にはりつくようにひろがって咲いている。
別名を「地獄の釜のふた」、生薬としては「筋骨草」と、
可憐な花なのに、ずいぶん名前がものものしいですね。

 

 

ざくろの新芽。いまだけの、この色。

 

柿の若葉がひらいていく。

 

本日のゲスト。 

草むらに、ぽこんと、金色のボール・・?

 

かと思ったら、キノコ氏でありました。

いまだに毎年のように「初めて見るキノコ」に出会う。
それらの多くが「その後一度も見かけないキノコ」だ。
予告もなく突然どこかに姿をあらわし、ほんの数日で消えていく。
それ以外の日々、キノコたちはどこで何をしているのだろう。

 

「なになに?」とやってきた黒猫ズ。
景色は急速に緑にかわる。

 

本日の「いいね!」

エルミタージュを守る猫たち(動画)

おねず対策として18世紀から伝統的に雇われているそうです。
日本での雇用促進・・はどこに頼めばいいのかなあ。

 

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オオルリ

2013-04-15 09:35:16 | 日々


オオルリのさえずりを聴くのが、今年はいつもより少し早い。
沢を見下ろす木の上から、のびやかな声が響いてくる。
「トゥィーティーリー ヒョヒョヒョヒョ・・」

・・文字にしてみると、全然違うなあ。

地元では「るり」と呼ぶ。
ウグイスのように、昔は鳴き鳥として飼うこともあったらしい。
おとりをかごにいれ、あるいは録音した声を流しながら、
「るり」の密猟に来る人が、20数年前まではこのへんにもいた。

上の画像はオオルリのつもりで撮ったのですが、
鳥の巣博士によると、尾羽の形がヒヨドリではないか、とのこと。
えー、そうなの? ざんねん。
(って、りこちゃんの片手シャッターでオオルリ撮れるわけないよね・・)

 

八重桜を見れば道明寺、柿若葉を見れば柿の葉寿司と、
閑猫の頭は単純であります。
よもぎを見れば草餅・・は、きりがないので言わない。

 

 

アセビの新芽。
さあまっすぐ伸びていこう!という強い意思をみんな持っている。

 

本日のにゃんこ。

とりあえず、この線にそって・・

 

伸びてみた。

 

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Jeux lunaires

2013-04-14 09:52:33 | 日々

本日の「いいね!」


フランスから郵便で届きました。
心待ちにしていた「月と遊ぶ」達人の写真集です。

猫に鰹節、閑猫にお月さま。
1ユーロが何円だろうとこれはもう買うしかない!と。
(こういうときだけは積極的で行動が早いらしい・・)

注文するとき、うっかりこちらの住所を「漢字で」入力してしまい、
うわ、どうしよ? 訂正するにもどこでどう言えばいいかわからないし、
むこうから問い合わせが来てもフランス語ではちょっと・・と、
おろおろしていたのですが、すぐ「送りましたよー」とメールが来て、
1週間で無事到着。よかったー。



きゃあ、中も素敵すぎる。どきどき。

(この本は今のところフランス語版しかないそうですが、
なぜそうなのか、ということは、中の文字を見ると納得)

もっと見たい方はこちらをどうぞ。

Moon Games  

 

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八重桜

2013-04-12 14:56:13 | 日々


「八重桜が咲き始める頃」というのは季節のひとつの目安だ。
いろんなものがきちんと動き始める。
まだたまに遅霜などもあるものの、もう種まきや植え付けもできる。
ところどころ早くも水の入った田んぼも見える。
冬眠から覚めたカメキチくんが、今年はなかなか餌を食べず、
飼い主のことも忘れたような顔をしているので心配だったが、ようやく
更新プログラムのインストールが完了したらしく、食欲が出てきた。

わが家の八重桜は薄ピンク。
もう1本、濃い色のがあるけれど、そちらは急斜面なので近寄れない。


 

 

どことなく動物っぽいユキノシタの葉。

 

きょろきょろと。

 

これは蕗の葉。まだ小さいです。

 

珍しく車窓から、ケータイ君でぱしゃりと。
おうちまで、あと1時間ちょっと。

 

本日の「いいね!」

豆狸(まめだ)

タヌキの話ではありません(笑)
このあいだ、お昼どきの新幹線に乗るので、お弁当売り場で
たまたま目についた「おいなりさん弁当」をあまり考えずに買ったら、
これがとーっても美味しかったのよ。
季節物か、梅干しくらいのサイズのミニ桜餅もついていて、
道明寺好きの閑猫はご機嫌でありました。
でも、駅ナカのお店は入れ替わりが激しいようなので、
次回もめぐり会えますかどうか・・。
(迷って辿り着けない可能性のほうが大きい)

 

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鬱金香

2013-04-11 11:20:39 | 日々


日をあびて気球のようなチューリップ。
漢字で書くとむずかしい名前。

中国語では郁金香と書くそうで、どこから鬱金(ウコン)が出て来たのか不明。
縦書きにしてみると、頭の重たい雰囲気はなんとなく伝わってくるけれど。

鬱の字の画数が多いのは、草木が盛んに繁った様子をあらわしているからだ。
繁りすぎると窮屈で風通しも見通しも悪く、憂鬱にもなるというもの。
どこか広いところに植え替えてあげればすっきりするでしょう。


今日の「きれい」を愛でる。
明日はどんな「きれい」をみつけられるか、たのしみ。
そんな小さい日々をつないで、つないで、長くしていこう。

 




わたしが大切にしているもののひとつに、
児童文学作家の大先輩、大石真さんの言葉がある。

「幼年童話は根本的に人生の幸せを凝縮したようなもので、
読むととてもあたたかく楽しくなる・・そういうものだと思うのね。
おとなが読んでもそう感じるようなものでありたいですね」

30年以上前、ある雑誌の対談の中で言われたこと。

「せめて童話だけでもそういうことをやらなければ。
あまりにも索漠とした世の中だし、新聞に出てることは
ろくなことないでしょう。これでは(子どもが)まいっちゃうんですよ」

そして、童話は一種の逃避の文学ではないか?という
少々(わざと)意地悪な問いに対し、毅然とこうおっしゃった。

「逃避じゃなくて、積極的な肯定ですよ、
人間はこんな美しいことも考えられるんだという・・」。

当時、わたしは大学出て2年目くらいで、
夢のような泡のようなものしか書かない自分のことを
きわめて非実用的で逃避的な人間だと思っていたので、
将来への希望などもあまり持てずにいたのだけれど、
この言葉に出会って、にわかに目の前の霧が晴れ、
しっかりした道が先へ続いているのが見えた気がした。
「そうか、いいんだ!」と思ったのだ。
「よーし、一生、それでいっちゃえ」と。
以来、ずっと、忘れたことがない。

大石さんに直接お話をうかがったことは一度もなく、正直なところ、
代表作といわれる本さえあまり読んでいないので申し訳ないが、
これだけの理由で勝手に心の中で「お師匠」と呼ばせていただいている。
大事なことを学べる場所は学校だけとは限らない。
いたるところ人生の師あり。
この春、新たなスタートをきったすべての人たちに、
よき師とのめぐり会いがありますように。




本日の「いいね!」

7分間でわかる音楽の歴史

音夢鈴さんち経由でシェア。
ほ?!と目をぱちくりしているうちに現代まで来ちゃいます。

歴史って、年表で見れば一列に並んで川の流れのようだけれど、
実際には乱積みの石垣のようにどんどんと積み上がってもくるのだな・・
というのは、もちろん、音楽だけの話ではなく。
積めば積むほど上のほうの状態は複雑かつ不安定になってくるので、
ときどき下のほうの「盤石の地層」を確認に戻りたくなるのも無理はない。

(・・で? 何の話につながるのか、っていうのは、また次の機会に)

 

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2013-04-08 08:00:00 | 日々


めったにぶれないカメラがさすがにぶれたくらいのすごい風。
桜の葉がみんな細長くなびいて柳の葉のようになっている。
山の向こう側から、ごごごごごぅ・・と、風が盛り上がってきてなだれ落ちる。
ベランダにいてもちょっと怖くなってひっこみました。
気圧が急激に下がるときは、頭痛い息苦しいなど支障が出るので、
あんまり来てほしくないな、こういうのは。


 

夕方、南東の空に、謎の光る物体を捕捉!

 

やっぱり飛行機かなぁ・・(笑)

 

ここ数日、鳥の巣博士の助手で、資料集めをしている。
インターネットでわかることは、この数年で飛躍的に増えた。
学術論文や昔の書籍もけっこうPDFで読めるようになったし、
フランス語のサイトは、グーグル翻訳で英語にして読むというような
(日本語にするとほとんど意味不明なので)裏技も覚えた。
かつては辞書で一語ひくために東京まで行ったこともあるのだから、
家に居ながら調べものができるというのは本当にありがたい。

何種かのアジアの鳥の情報がどうしても出てこない。
画像も動画もいっぱいあって、ありふれた鳥らしいのに、
知りたいデータがどこにも出ていない。
「不明」と書いたあとで、ふと思いついて、ラテン名から中国名をひき、
それを(うちのパソでは出ない文字なので)丸ごとコピペして、
台湾の科学サイトへ行ってみたら、ばっちり!
中国語が読めるわけではないけれど、漢字からおよその見当はつく。
ふむふむ、卵は「蛋」、日にちの日は「天」と書くのですね。

本日のにゃんこ。

この「さんかく」は、何か意味があるのだろうか。

 

ないのだろうか。

 

どうも気になる。

 

本日の「いいね!」

謎の浮遊物体 (動画)

種明かししてもらっても、まだわからない。

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パンジー

2013-04-07 15:00:25 | 日々

 

雨はやんだが風はまだ強い。
強い日差しに、雲の動きも慌ただしい。
桜は大きく枝を揺らしながら、残りの花を振り落とし、
みるみる若葉に衣替えしていく。
ようやくきれいに咲いたパンジーが風雨ですっかり台無しだ。
残念なので、前に撮った分だけここに飾っておこう。

 

 

 

 

 

 

 

 

ところで、前回の「水玉和音」ですが、


某月シティの楽師猫さんの鑑定によりますと、
「ころん・しゃん・とぅるん・りる~ん♪(ド・ミ・ソ・ド)の
お知らせチャイム」とのことでした。
ほーほー。
そう思って見るとそう聴こえますよ。

じゃあねえ、これは? これは?

と、すぐ調子に乗る閑猫。
曲が浮かんだ方はメッセージくださいね。
(あ、楽師猫さんは、公演終わってから!)

 

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