水面を破壊せよ、上へ昇って

勢いよく水面を破壊する気概で、海面に湧く言葉たちであれ。

生きることの悲しみ

2017年01月19日 01時52分07秒 | 詩編
生きることの悲しみを 語ることを避けるのならば 邪悪な青の思惑が広がる空に 魂吸い取られてしまうだろう 躁の勢いに身を任せ くだらない乱舞に終始した僕の暗愚は 闇夜に訴求されるだろうか? 孤独の論理を追求し過ぎた狼も 哀れなる月の光の流れる庭で 嘆くだろう この不遇に喘ぐ衆生の暮らしを 夢にまで見たアドレセンスの熟れゆく謀略を 連絡先は喫茶店のカウンターに さら . . . 本文を読む

Flow 夜の水槽の中を

2017年01月14日 23時43分46秒 | 詩編
苦痛を感じるのも 普通じゃね 知らぬ間に経験してきた 不条理も 積み上げてきた物語 軽やかにそれを語るとき 支配者などいらねぇ 被害者面した 俺は何をしたいんだ! 被災者として 一体俺は何をしたいんだ? 甘やかなsoulを持った俺は 何に寄り添う? . . . 本文を読む

いつか強き意志の亡骸と成ろうとも

2017年01月13日 21時24分11秒 | 詩編
もしお前が真の強者を目指すなら 意味もなく彷徨えよ お前が選んだ風吹く街で お前が長年育てた意味なんて 一体何者と友人関係になれるというのだろうか? さりながら 森に潜むという意味にこそ酔い痴れよ その瞬間は崇高にして不埒なるひとときなのだから そなたの後方に広がっていた秋の季節というものは もう人々に飽きられてしまった 既に失われた楽園そのものというべき亡骸とな . . . 本文を読む

歯車たりうる魂の気高さは

2017年01月12日 03時55分52秒 | 詩編
意識と無意識の狭間で 眠りと覚醒の狭間で 泳ぐ魚はまるで僕 幸運と不幸の狭間で 喜びと悲しみの狭間で 惑う僕らはまるで魚 Hallo! 君は何処からやってきたんだい? 無理解と理解の間で 行き交う言葉は 僕らが抱く一個の幻想 お伽話のような結末を 何より望んでいるのは 僕らが一個の物語たり得るから 世界が狭く萎んでいこうと 僕らの意志は 遠く銀河の果てと繋 . . . 本文を読む

きっと不安も夜空に混じって

2017年01月12日 02時08分03秒 | 詩編
見えなかった世界が 今 僕の前でリアルに生まれようとしている 眠るときには 眠るようにと 神様はいつも囁いていて 星空は いつもほどよく明るすぎない 夜の空は 上品なシャンデリア 高すぎず 低すぎず 僕らの頭上に 広がっている 僕らがお休み交わすころ 天では眠りを知らない神様が 静かにララバイを口ずさんでいる 荒んだ世間を トリートメントするように 空 . . . 本文を読む

静かな沈黙を超えて芽吹く世界とたった一つの溜息

2017年01月08日 13時55分16秒 | 詩編
唾吐き満たす冴えない衝動 青空の向こうを見やって 拙いながら惑う世代 教科書開いても書いてなかった 未来の予言 確かなことは何一つないと 宇宙の沈黙を聴いて 躓きながら迷う世界 僕の辞書にはまだまだ 予感で満たされた空欄ばかり 頼りないシグナルしか発することのない夜空の光る粒たちだって 不安に追いかけられながらも 掴まりながら辿る時代 意味なんて過去のどこに眠ってい . . . 本文を読む

KI・BO・U

2017年01月06日 19時52分50秒 | 詩編
中点抜きで語れば 簡単なものを あえて中点入れた意図を と、言われても さあ、深い意味など 無い というしかないだろうし Sessionとか気安く言うけど 私と鳴らすにはそれなりの KA・KU・GOってもんが、必要よ 中点を何で入れんのって聞くのね . . . 本文を読む

青春の存在意義(レゾンデートル)

2017年01月06日 19時50分25秒 | 詩編
敵の懐に丸め込まれて 眠っている あの日の僕に もう一度 アクセスしたい 黄色い邪念を 抱えてたって とぐろを巻いた自由に もっと 近付きたかった 現実から逃げてばかりの青春も 時を打つ鐘のその重々しさに魅入られて 音も無く散っていく桜のように 空気を彩る かけがえのないひとつの事象と成りおおせた . . . 本文を読む

閉じる夜の瞼を追って

2017年01月06日 11時25分16秒 | 詩編
僕には まるで見えていなかった 夜中の芋虫のうごめき に代表されるような 日々の笑撃 浮遊するリアルが 僕に問う 楽してばかりの 暴走 through the night 基本的には 愛情じゃないと 語るほどの意味はないと 静かに打ち寄せる夜が来れば 無意味に漂うflavor いつの日か忘れてしまった バス停の前でさ ぼんやりと立ちつくすことが増えた . . . 本文を読む

嘘みたいな銀河の子守唄

2017年01月04日 22時56分47秒 | 詩編
星が 疼いてる 水あめのように 伸びる永遠を 君は 自然の成り行きで その口に舐めて含ませる 深夜の静かなる達成の余韻に 不用意に浸る君のあどけなさ が 今日も枕の上で 濡れているよ…… 何故だろう? まどろんだ朝の向こうに ファンファーレみたいな 音楽が鳴り響くのが 聴こえるよ ココアを 零した後の 静寂に 君が 嗜んでいるよ あの日のタバ . . . 本文を読む