生きることの悲しみを
語ることを避けるのならば
邪悪な青の思惑が広がる空に
魂吸い取られてしまうだろう
躁の勢いに身を任せ
くだらない乱舞に終始した僕の暗愚は
闇夜に訴求されるだろうか?
孤独の論理を追求し過ぎた狼も
哀れなる月の光の流れる庭で
嘆くだろう
この不遇に喘ぐ衆生の暮らしを
夢にまで見たアドレセンスの熟れゆく謀略を
連絡先は喫茶店のカウンターに
さら . . . 本文を読む
苦痛を感じるのも
普通じゃね
知らぬ間に経験してきた
不条理も
積み上げてきた物語
軽やかにそれを語るとき
支配者などいらねぇ
被害者面した
俺は何をしたいんだ!
被災者として
一体俺は何をしたいんだ?
甘やかなsoulを持った俺は
何に寄り添う?
. . . 本文を読む
もしお前が真の強者を目指すなら
意味もなく彷徨えよ
お前が選んだ風吹く街で
お前が長年育てた意味なんて
一体何者と友人関係になれるというのだろうか?
さりながら
森に潜むという意味にこそ酔い痴れよ
その瞬間は崇高にして不埒なるひとときなのだから
そなたの後方に広がっていた秋の季節というものは
もう人々に飽きられてしまった
既に失われた楽園そのものというべき亡骸とな . . . 本文を読む
意識と無意識の狭間で
眠りと覚醒の狭間で
泳ぐ魚はまるで僕
幸運と不幸の狭間で
喜びと悲しみの狭間で
惑う僕らはまるで魚
Hallo! 君は何処からやってきたんだい?
無理解と理解の間で
行き交う言葉は
僕らが抱く一個の幻想
お伽話のような結末を
何より望んでいるのは
僕らが一個の物語たり得るから
世界が狭く萎んでいこうと
僕らの意志は
遠く銀河の果てと繋 . . . 本文を読む
見えなかった世界が
今
僕の前でリアルに生まれようとしている
眠るときには
眠るようにと
神様はいつも囁いていて
星空は
いつもほどよく明るすぎない
夜の空は
上品なシャンデリア
高すぎず
低すぎず
僕らの頭上に
広がっている
僕らがお休み交わすころ
天では眠りを知らない神様が
静かにララバイを口ずさんでいる
荒んだ世間を
トリートメントするように
空 . . . 本文を読む
唾吐き満たす冴えない衝動
青空の向こうを見やって
拙いながら惑う世代
教科書開いても書いてなかった
未来の予言
確かなことは何一つないと
宇宙の沈黙を聴いて
躓きながら迷う世界
僕の辞書にはまだまだ
予感で満たされた空欄ばかり
頼りないシグナルしか発することのない夜空の光る粒たちだって
不安に追いかけられながらも
掴まりながら辿る時代
意味なんて過去のどこに眠ってい . . . 本文を読む
中点抜きで語れば
簡単なものを
あえて中点入れた意図を
と、言われても
さあ、深い意味など
無い
というしかないだろうし
Sessionとか気安く言うけど
私と鳴らすにはそれなりの
KA・KU・GOってもんが、必要よ
中点を何で入れんのって聞くのね
. . . 本文を読む
敵の懐に丸め込まれて
眠っている
あの日の僕に
もう一度
アクセスしたい
黄色い邪念を
抱えてたって
とぐろを巻いた自由に
もっと
近付きたかった
現実から逃げてばかりの青春も
時を打つ鐘のその重々しさに魅入られて
音も無く散っていく桜のように
空気を彩る
かけがえのないひとつの事象と成りおおせた . . . 本文を読む
僕には
まるで見えていなかった
夜中の芋虫のうごめき
に代表されるような
日々の笑撃
浮遊するリアルが
僕に問う
楽してばかりの
暴走 through the night
基本的には
愛情じゃないと
語るほどの意味はないと
静かに打ち寄せる夜が来れば
無意味に漂うflavor
いつの日か忘れてしまった
バス停の前でさ
ぼんやりと立ちつくすことが増えた
. . . 本文を読む
星が
疼いてる
水あめのように
伸びる永遠を
君は
自然の成り行きで
その口に舐めて含ませる
深夜の静かなる達成の余韻に
不用意に浸る君のあどけなさ
が
今日も枕の上で
濡れているよ……
何故だろう?
まどろんだ朝の向こうに
ファンファーレみたいな
音楽が鳴り響くのが
聴こえるよ
ココアを
零した後の
静寂に
君が
嗜んでいるよ
あの日のタバ . . . 本文を読む