純白に心拍数は上昇し
真空パックに思想を詰める . . . 本文を読む
何かが、音を立てて
スクランブルエッグマン 酔いに酔って、おどける暇つぶし三百年。
たまに、拭き取った憎しみでさえ、肉じゃがの銀河に放り込まれる。
適切な騙し言葉に、明日の悲しみを吸い取られ、にっちもさっちもいかないように、あばたもえくぼの夕暮れが去っていく!
ああ、青春とは永久の後悔の祈り、
呆れるほどに、繰り返される過ちとその輪舞曲。
冷たさの真理は、ワルツの悪だくみのように、言葉を誘 . . . 本文を読む
パラパラと落ちる雪に
僕は春の桜が散ると見て
よだれをダラダラ垂らして
眠気眼を擦っておろおろと歩く
道に迷ったんだ
青い思い出に
足を絡め取られて
今にも倒れ込んでしまいそうなんだ
何かの奇跡を期待して
3メートル先の未来も見えないくらい
近視眼的な思想に取り憑かれちまっているんだ
また、ここから始められるかな?
神様と対話してるつもりでいた僕は、今度はきっと目の前の誰かとのやり取りに命を . . . 本文を読む
凡庸な精神は
あの空の遥かなる高みへと上る
笑顔が咲いた
それぞれの夜の居間
東京は
乱れ打つ人ごみが
ターミナルを心臓として
郊外へ向かって
押し出されていこうとする
静かな夜を
待ち受けるために
凡庸な精神は
むしろ遥かなる時を追いかける
明るいネオンに彩られ
それぞれの人は思いおもいに輝く
静かな寝息をたてるこの街も
きっと誰かの幸福の宿
さ . . . 本文を読む
梯子状に僕の未来への道は
大空へ続いていて
まるで超高層ビルを追い抜くように
スラリと伸びている
僕の人生のBGMはモーツァルト
究極的にはリラックスしながら
地上3000Mでそれを大音量で流しながら、突き進んでいく。
驢馬がね!突然、嘶きだすから、
僕はたまげてフェンスを越えて
虚空に、投げ出されるんだ
そこで君が、酸素吸入マスクを持って突如として現れる! . . . 本文を読む
市ヶ谷の街角で
雨に打たれた僕は思う
時速6kmの思考速度で
ルビーの水滴が、悲しいまでに
僕の額を冷やして、地上へ逃げる
明らかなる過失の上に、天国があり
なまじっか実家に帰れない理由ばかりが、頭に浮かんで
トマトの戸惑いを、がぶりとかぶりつけば、名にし負わば…の一節が思い浮かび、一抹の不安なんていう有り体なフレーズで、喜びの息の根を止めようとする。
プリンが! 突然、舞いだした。そのまま、 . . . 本文を読む
僕の目には、残像、残像…狂ったように、ああ、残像、残像、手を伸ばすと、そこは夏。
時のスピードを、肌で感じられなくなって幾つの夜が過ぎただろう。
あらゆる出来事が、胸を締め付けるように、存在している。
神さま、もう許してください。
あなたの手の中で踊る僕は、蜃気楼。 . . . 本文を読む
嗚呼、どうか、この僕を「呼吸」から、救って。救急の勢いで!
今、この世の吸っては吐く「無常」から解き放って
その代わりに、君にこの人生を捧げるから…?
え、そんな重荷ももう要らないって…? そうか。
そうか。この背中に背負った野菜カゴじゃなかった…十字架をダブって持つのは、できないって話か。
ところで、この十字架、背負う以外に何かに使えやしないんだろうか??
あー、ドラキュ . . . 本文を読む
くすぐってぇ…、ってんだがよぉ、こら、分かってねぇなあ。
何をおっしゃる、この膨らみを撫でてるだけじゃないの?
分かってねぇなあ、ソフト&ハード! ソフト&ハード!の繰り返しがたまんねえんじゃねぇか。
あえかな、漏れる息ってのを聴くためのこの一連の遊戯。
するも、しないも、偶さかの咳
そんな無粋はよしなって、何度云ってもよしなしごと . . . 本文を読む
葛藤も懊悩もすべては、今
不可視の世界に飛んでゆく
連続性を孕んで廻る地球を
後目に見ながら、悠々と。
見つめ合う空間と時間に
そのまま接吻するように
銀河は狂ったように翔る
闇で満たされた軌道上を
宇宙の果てでは
愛が踊っている
その様子は僕ら
には見えない。 . . . 本文を読む