暖かい日と寒い日が交互にやって来る三月初旬、急いで剪定を終わらせます。
ボーダー花壇のバラの春先剪定を始めました。北国では一度に全部前年冬に剪定を終わらないまま、朝起きたら一面真っ白。
新潟市内は三月から庭木や草のごみ回収が始まります。二月末までどっさりの雪、三月三日にはすっかり消えてしまいましたが、財政難の新潟に鞭打つような大雪でした。
ボーダー花壇のイングリッシュローズの剪定を始めました。
防犯を考えると鉢植えより10センチ長めに30センチ残します。イングリッシュローズは下から見上げるほうが綺麗な品種が有ります。品種と好みで微調整します。鋏を新しくしました。一年使うと切れ味は半分以下になります。冬眠から作業再開したので肩甲骨につながる筋肉が痛いです。
草取りの邪魔になる古い下枝は根元から切り取ります。日当たりや風通しが良くなる事で根元からのシュートが出やすくなります。根元の風で土がえぐれていたり土が減っていた場合埋め戻しておきます。根元が風で揺れたり乾いたりすると生育不良になる場合があり、支柱も縛りなおしておきます。放置すると枯れる場合があります。
新潟市内は花芽が大きくなる五月の田植えが終わったころに強風が吹きます。この被害が大きいです。
この時に表面に追肥するだけで無く、増し土をする場所に長期間効き目の有るマグアンプk大粒を土中に埋めます。強い硬い葉が出ることでアブラムシを寄せ付けません。葉裏から侵入する病気にも抵抗力が付きます。窒素肥料が多いと葉が柔らかく虫も病気にも弱くなります。肥料は必ず成分表示があるので確認します。
新芽が赤くなり始めたらオルトランDX顆粒を土の表面に撒き害虫防除します。これも使用量などご確認ください。
太めの茎を切ると吸い上げる水が染み出す時が有ります。季節によっては白くなります。地植えの場合は気にしなくてもよいのですが鉢植えの場合水切れさせないように気を付けます。
剪定前
剪定後
根の活動が活発な時期に見かけられます。太めの茎は殺菌剤のペーストで保護するとよいです。枯れ枝に赤い芽が見え始めるころに肥料化効くように与えておきます。葉が固くしっかり細根が張ることで急に気温が上がっても萎れにくく、品種本来の花サイズで一番花を楽しむことが出来ます。
販売用の鉢植えは宅配企画の箱サイズに合わせるしかありませんが、楽しむためのサンプルガーデンは好みで剪定します。細枝を沢山残すと体力分散し過ぎで本来のサイズの花が咲かない場合があります。
伸びたのに勿体無いはバラには無用です。
足元から出ているのは台木なので根元から切り落とします。
剪定作業はストレス解消に良いカモとか考えながら一気に進めます。バラの剪定を手伝わない夫ですが枝ごみ集めは手伝ってくれるので助かります。
剪定位置や全体の樹形をイメージしながら満開の花を夢見ます。
古い株は今年新しい品種に入れ替える予定です。昨年夏の雨で排水の悪い箇所の枯れこみが激しい、諦めも楽しむためには時には必要です。