友ちゃんブログ

適当で、いい加減・・・それが理想

障子紙張替

2014年11月09日 23時09分45秒 | ブログ

長男と妻、そして私で、妻の実家へ。

義母が、障子紙を貼り替えたいと言う。

障子紙はストックがあるから、それを。

道具をあちこちから探し出すのに手間を取る。

前もって言ってもらっておけば準備して行ったんだが。

 

 

この糊えらい濃ゆくない?

と確認すると、義母が鍋に小麦粉糊(水溶き小麦粉を火に掛けて)を作ったんだと。

今までずっとこれでやってきたんだそうな。

確かに、これの方が張替時に紙を剥がしやすい。

むかし、糊が見つからなくて、飯粒で糊付けしていたことがあったのを思い出した。

 

作業を始めると、

「あ~、こいで母ちゃんはのど自慢のみらるっ」と義母はテレビの前に座り込む。

「おいおい、言いだしっぺは母ちゃんやろ~」と妻。

ハハハ

 

こういう作業の場合、性格が出やすい。

たいがいぶりなのがO型。

あーじゃないこーじゃないと口うるさく、きっちりやらんと気の済まないA型。

妻はO型、私はA型。

長男はA型だが、障子紙の張替えは初めてで勝手が分からないので、口は挟まない。

だいたいやり取りは想像がつくだろう。

 

 

「上手に張らんと、ピーンと張らんよ」と、母と妻。

あら、張ったあとのひと吹きを知らなかったらしい。

 「霧吹きはない?」

「何に使うと」

 「パッパッと吹きかけたら、後で張るとたい」

「へ~」

 

 

昔の事、

現場に表具屋さんが張り替えた障子を搬入し納めたのを確認し、

少し張がなかったので尋ねると、

そこの社長さん(現会長さん)が、湯呑み茶碗に水をもらい、

口にちょいと含むと、首を振りながらブバッと紙めがけて吹きかけた。

「これで、後で張りますけん」

 「あ~、なんかテレビ(時代劇)で見たことあるなぁ」

なんか「職人技!」ってな感じでかっこ良かった。

確かに翌日みるとピーンと張っていた。

今だとお客様の前ではこれはできないな。

「すみません。張り替えてください」って言われるだろうね。 

 

正しくは、霧吹きは乾燥した後にする。

紙を貼って陰干しし、ゆっくり乾燥させた方がきれいに仕上がるらしい。

今回は時間がなかったので、桟には掛けないようにパッパッパッと。

1時間ほどで、6枚張替完了。

桟に糊だまりがあちこちあるが、紙はピーンと張っている。

「お~、確かに張っとるね」と長男。

 「やろう」

 

残りは、年の暮れまでに2回ぐらいに分けて張替が必要なようだ。

 

 

 

 

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コメント
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