先に磁胎七宝の大急須を紹介しました。
この品を入手後、しばらくして、同じような品を見つけました。別の業者の品です。
最大幅 12.4㎝、口径 8.2㎝、底径 6.9㎝。重 265g。明治初期。
磁器に泥七宝で植物、蝶、鳥が描かれています。
二つの把手がついています。この器形は、ティーセットのシュガーポットですね。
把手の竹様の節は、鉄釉と緑釉で彩色されています。
胴には、絵画的表現で、草花紋が大きく描かれています。
臙色の地は無紋で、一面にジカンがみられます。
反対側にも大きな草花、そして蝶。
蓋は草花に雀。
先に紹介した磁胎七宝草花蝶鳥紋大急須(写真右)と、造形、模様が非常によく似ています。
いずれも「松岡製」ですから、似ているのは当然。
こうなってくると、先に紹介した磁胎七宝草花蝶鳥紋大急須も、急須ではなく、ティーセットの一部ではないかと思えてきました(^.^)
雪に閉じ込められました。雪かきもせずです。たぶんとけるでしょうから(^^♪
把手がいいですね~~松岡製だから似ていて当然?
他の松岡製品を集めたくなるでしょうね(笑)
これだったら、いろいろあっても一般家庭でも使えそうですって、主婦目線です。
卵の殻・・・子供のころから鉢植えの中で見ておりました。
殻についている膜は、お肌にもいいとか(*^^*)
ただ畑にまくには分解されにくく・・・私はしません(;^_^A
ゆっくりしてください。
陶磁胎七宝については、資料が少なく手探りで集めています。
その分、思わぬ発見があって、楽しいです。
今回の品も、単独では訳が分からないですが、以前の急須があったのでピンときました。「松岡製」が効いてます(^.^)
陶胎七宝と磁胎七宝は非常によく似ていますが、使うとなると、やはり磁胎七宝ですね。
卵の殻は昔から使われてきましたが、ここへきて見直しが急です。内側のネバネバ、白身が分解すればアミノ酸になります。市販のアミノ酸肥料は、非常に高価ですから、卵殻をうまく使いこなしてみたいと思っています。
両者を比較しますと、やはり、前に「大急須」として紹介された器は、「急須」ではなく「ティーセットの一部(ティーポット)」だったのかもしれませんね(^-^*)
この分野は、まだまだ注目されていませんし、研究もされていませんので、謎がいっぱいですね。
この手も、もう、骨董の仲間入りでしょうから、だんだんと注目されてきますね(^-^*)
前回のものと似ているものの今回は色味がピンクが基調で雰囲気が異なりますね!
やはりこの暖かみのある色味には惹かれてます。
これだけの数をコレクションされているのはすごいですね(^^)
古玩館で企画展を開催してみては!?(^^)
毎回、何かしらの発見が(小さい(^^;)あります。
今回の色目など、いかにも明治の輸出品という感じですね。
やはり、西洋向けのティーセットの一部と考えるのが妥当だと思います。
一度、紅茶を入れてみて、明治の気分に浸ってみたいです(^.^)
何ともいえない味があります。
陶磁胎七宝は、明治という時代に咲いたあだ花ですね。
すぐに消えていく運命だったかと思うと、少しセンチメンタルになります(^.^)