遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

福助人形

2020年03月04日 | コロナに負けるな

今回は、おなじみ、幸せをよぶ福助です。

そんな所で畏まらなくても・・・・・もっとこっちへ来てくださいな。

 

うーん、やっぱりお辞儀をしたまま。

 

          横から見てみても・・・

 

          上から見ても・・・

 

           後ろから見ても・・・

律儀に、お辞儀をしたままです。

 

しかもこれは、貯金箱。お金が貯まりそうです。

福助は、やはり、福をもたらしてくれそう(^.^)

 

福助人形については、こんな記述があります。

享和雑記(柳川亭著・享和三年)   「叶福助といふ人形、其始山城の伏見にて焼出せし由、享和の頃に至りて江戸にて流行出し、焼物もあり、張貫も多し、子供の持遊びにて夥敷売る也、然るに此人形を棚へ上置、朝夕膳を備へ信心すれば何事によらず、心願成就すると申して敬ひ尊む人あり、其謂を知る事はなし、すべてこれらの事は欲心より己が心を闇まして迷ふ事多し、かへりみ思ふべし」

このように、福助人形は、江戸後期から人々に愛され続けてきました。

福助は、佐太郎という男がモデルであったとも言われています。彼は、大頭の小男、障害者であったそうです。不具助をもじって福助と称しましたが、彼と接した人は幸せになったことから、その死後、福助人形が作られ、人気を博しました。

以来、多くの福助人形が作られました。けれど、この品のように、ここまで腰の低い福助人形は少ないと思います。決して、顔をあげようとしないのですから(^.^)

福助が今もいたなら、あちこちから声がかかるかもしれません。どこかの国の総理大臣からも。

『「桜を見る会」の招待者名簿は、「障害者雇用職員」が廃棄しました』・・・とおっしゃる暗愚宰相のことですから・・・・

『数々の不祥事は、私にかわって、彼が平身低頭謝ります』

クワバラ、クワバラ。

暗愚宰相、屑政治家、奴隷官僚・・・・クズ人間のやま(^^;)

【朱に交われば赤くなる】

いえいえ、

【クズに交わればカスになる】

 

 

福助は、やはり、福助人形のままがいい。

手の上に座っていてくれれば、心願成就、コロナウィルス封じの御利益がありそうです(^.^)

コメント (2)
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