今回は、ガラスの暖簾です。
以前紹介した、ガラスビーズ簾に比べると、はるかに軽いので実用的です。
何が実用的かと言いますと、故玩館の危険を防ぐのに役立っているのです。
まずは、ガラス窓衝突の防止。
玄関の様子です。当然、外は明るく、内は暗い。古民家はその程度が大きいのです。
雨戸兼防犯戸を開けると・・・
外がまぶしい・・・・さあ外気を吸いに、と思わず踏み出してしまいそうになります。来館者はなおさらです。子供なら、ばッと飛び出しかねません。
ところが、ここには本扉の分厚いガラスがあるのです。でも、まったくそれがわかりません。とても危険です。
そこで、ガラス暖簾の登場です。
長さ180㎝、幅80㎝。 750g。 25本。
緑、透明の小さなガラス管(径 3㎜、長 7㎜)が、紐で繋がっています。
これを、ガラス戸の前に掛ければ・・
人は、必ずこの前で止まります。
しかも軽いので、かき分けて戸を開ければOK。
暖簾越しの景色もいいものです(^.^)
故玩館には、もう一つ、思わぬところに危険が潜んでいました。
2階の端、ここは私の専用スペースです(^.^)が、
興味をもって、さらに奥へと進む来館者もいます。
左側から見たところ。
右側から見たところ。
2階の北端に位置するので、屋根がぐっと下がってきて、狭くなっています。
ですから、定位置で鼓でも打とうかと進むと、低い位置にある柱に頭をぶつけてしまいます。あるいは、サルやキツネとゴッツンコ(^^; 私だけでなく、来館者も。
そこで登場するのがこれです。
長さ46㎝、幅68㎝。 340g。 41本。
小型のガラス暖簾です。
緑、透明、ベッコウ色のガラス管が、青色ビーズ玉で挟まれて繋がっています。
ガラス管(径3㎜、長70㎜)、青ビーズ玉(3㎜弱)。
これをサル面、キツネ面の間に垂らせばOK.
これがあれば、誘導されるように頭が下がり、座布団の上で正座することになります(^.^)
これで痛い目に合わずにすみます。サルとキツネは守り神(^.^)