先回、もらい物の明治、ベロ藍大皿を紹介しました。
確か、ウチにも同じような物があったはず、と探しだしたのが今回の品です。
径 41.5㎝、底径 24.0㎝、高 6.5㎝。明治。
錦手の大皿で、にぎやかな色絵が皿いっぱいに描かれています。
松竹梅に鶴、牡丹。お目出た尽しの皿ですから、正月に飾るには良いですね(もう時期外れ(^^;)
濃いブルーに金彩は、盛期伊万里の錦手を思わせますが、動植物の描き方に生気が足りません(^^;
裏面の唐草紋も簡略化。
高台の畳付には、緋色が出ています。
3つの目跡の中には、先回の大皿と似た、「青」のような銘があります。
どうやら、今回の品は、先回のベロ藍大皿と同じく、明治の伊万里焼と思われます。
この品は、主屋を改修した時、屋根裏の一番奥に、他の大皿と一緒にあった物です。私も初めて見る物。一度も使われた記憶がありません。時代が若いので、展示するまでもないだろうと、物入の奥に入れてありました。ですから、じっくり眺めるのも今回が初めて・・・・やっぱり、展示するほどの品物ではありませんね(^^;
そうすると、同時期のベロ藍大皿だけ展示というのも不公平ですから、両者とも、故玩館奥の物入れの中で、静かに眠ってもらうことにしました。これで少しだけ展示スペースが空きました(^.^)