遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

古活花を探る(7)池之坊の免状

2024年07月14日 | 花道具

関ケ原にはおさらばして、祖父の残した花道具に戻ります。

祖父が活花を習っていた時の物がいろいろでてきました。

明治四十三年五月付けの免状のようなものが何枚か。

芭蕉、水仙、万年青、朝顔、椿、牡丹、蓮の7種について、習得したという池坊の証書でしょうか。

テキストのような印刷物もありました。

こちらは、池坊の教科書?

さらに、巻物も。

巻物ということで、ギョッとしましたが(『関ケ原合戦絵巻』がまだ頭から離れません(^^;)・・・

こちらも、伝授された7種の花についての説明。

そして、「池坊門弟 七種傳 翠雲軒」などという大そうな号までいただいていました。

で、そのお値段は、しめて五円五十銭。

明治の一円は、今の5000円-10000円に相当するそうですから、法外な値ではないですね(^.^)

しかし、祖父の活花は、

池坊とは、似ても似つきません(^^;

これは、いったいどうしたことか?

 

 

コメント (4)
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