先回に引き続いて、焚書坑儒を免れた江戸時代の房中術の本です。
17.6㎝x24.9㎝。65丁。幕末(嘉永五年)。
宝永正徳頃の版本を、後に誰かが写した肉筆本を、さらに近年コピーして、和綴製本した物です。
この手の本にしては大部です。
この本は、江戸時代のベストセラー、貝原益軒『養生訓』の影響を強く受けていて、益軒の2大健康法、「腹八分目」と「接して漏らさず」のうち、後者について、具体的な方法を詳細に述べています。
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媚薬の作り方:
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今回の品は、いくつかの図書館や博物館にあって、この手の本としては比較的メジャーで、先回の『好色指南抄』の方が稀覯本かもしれません。
こんな品ばかりブログアップしていると、女性読者からソッポを向かれかねないので、次回からは正統ガラクタに戻ります(^.^)
でも、簡単には読めないですし、幾らかの部分でも読もうとすると、大変な努力がいりますから、途中で疲れて止めてしまいますね(~_~;)
貝原益軒の2大健康法の一つを詳述したものなのでしょうけれど、現代語訳が付いていないと、現実には、読む方は少ないのでしょうね。
あの~、上の文章の中に「宝暦正徳頃」とありますが、「宝永正徳頃」でしょうか、、、?
二大健康法はどっちも記憶なしです^^;
「寝すぎるな」というのも盛んに書いてあったような。
なかなか読みづらい書物ですけれども、興味津々で読ませていただいています。
いつも、いろいろ珍しいものを見せていただきましてありがとうございます。
またまた、江戸の年号について、Drの指摘を受けてしまいました。慎んで訂正しました(^^;
いずれにしても、体の弱かった貝原夫妻は『養生訓』を身をもって実践して、当時としては長寿を全うしたそうですから、実効性のある教訓集だと思います。
オジサン向けのブログは、これで区切りです。あまりよろしくない内容ではありましたが、同世代に免じて(^^;
次回からは、もうすこし格調高く(といってもしれてます)。
そのうちに、また、ガラスや七宝、文人書画、江戸俳諧なども載せますので、懲りずに覗いてみてください。
どのリアクションボタンを押すべきか悩みながらも面白かったです 笑
内容は多少躊躇われても、リアクションボタンは、ためらいなく押していただくとありがたいです(^.^)