青枯病との戦いも3年目です。今年の結果を報告します。
前年度の試みで、垂直栽培が有効かもしれないとの感触を得たので、3度目の正直ということで、比較は無し、全部垂直栽培にして、その効果をみることにしました。先回に使った線虫捕食菌資材もまだ余っていたので、土造りの段階で入れました。
植えたトウガラシ類は、シシトウ3本、ピーマン2本、パプリカ2本、万願寺トウガラシ5本、計12本です。
青枯病に連作は良くないと言われているのですが、他の作物との関係で、3年連続して同じ場所に植えました(^^;
作付けは、5月中旬。
植えてから、10日ほどで、パプリカが2本とも枯れました。その一週間後、ピーマンの1本が枯れました。
6月に入って、シシトウ1本、万願寺2本が枯れました。このままポツポツと枯れて行って、昨年なみの1本が残ればいい方か(^^;
ここで、はたと気がつきました。青枯病は、青枯病菌の仕業。他に無数の菌がいるでないか、それらの菌が優勢なら青枯病菌の出る幕はないのではないか・・・・私たちの腸のなかでは、いろんな菌がワンサといて、善玉菌が優勢なら、悪玉菌の悪さを抑えられるらしい。土壌は、腸のようなものではないだろうか・・・
青枯病菌は、水はけの悪い場所で繁殖しやすいし、地下1mでも生息するので、酸素が少なくてもすむ嫌気性菌の部類に属するでしょう。ならば、嫌気性の有用菌がいい。そうだ、EM菌!ちょうど使いさしのEM菌液があったので、推奨倍率の5倍、200倍の濃厚液を株元に与えました。
また、なぜか今年は、ヨーグルトがよく余ったので、それも200倍で株元へ。乳酸菌は、腸内に生息する多くの菌と同じく、好気性、嫌気性の両面を備えた通性嫌気性菌ですから、もってこいの菌ですね。
で、6月中旬から、EM菌液とヨーグルト液をそれぞれ1日おき、交互に株元に与えました。
7月に入り、トマトの青枯病に、アミノ酸の一種、L-ヒスチジンが効果があるとの記事を見つけました。そこで、先の液に4g/10リットル位になるように加えました。
結局、この段階からは、青枯病に対して、線虫捕食菌+EM菌+乳酸菌+L-ヒスチジンの効果を試すことになりました。
5月に、パプリカ2本、ピーマンの1本、6月に、シシトウ1本、万願寺2本、計6本が青枯病で抜けた後、残りの6本(シシトウ2本、ピーマン1本、万願寺トウガラシ3本)に対して、6月下旬から各種有用菌やアミノ酸の有効性を検証することになった訳です。
その後、残った6本は順調に育ちました。但し、シシトウの内の1本は、他の病気(葉が縮れて花、実がつかず)にかかり、収穫はできません。他の5本は、どんどん実を着けました。
特に、3本の万願寺トウガラシの勢いはすさまじく、支柱の長さが足らなくなって、急遽、竹竿を立てました(^.^)
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左から、ピーマン、万願寺、万願寺、万願寺。左端に小さく(高60㎝くらい)。万願寺トウガラシが飛びぬけて大きくなりました。
180cmくらいの高さになっています。
これくらいの大きさになると、実がつくのもハンパでなく、3本、3-4日で、バケツ1杯ほどがとれます。
今年は、あれもこれもと、いろいろな試みを継ぎ足し継ぎ足ししてやってきました。なんとか、打率5割のところまでこぎつけました。
次年度は、土造りの段階で、EMボカシとカニガラ(高価(^^;)を使い、生育途中で与える菌液は、EM菌液とえひめAIにしようと思っています。
めざせ、打率9割(^.^)
ps.ここまで書いてきた時、台風の余波でしょう、ゴーッと突風が吹きました。あわてて向いの畑を見ると、万願寺トウガラシは見事に3本とも倒れています。多分、御臨終でしょう。ここまでよく頑張ってくれました(^.^)
でも、実際のところ、ここで収穫終了となって、ホッとしているのも事実です。
脚立で作業しなければならないし、あふれる万願寺トウガラシをあちこちへ配らなければならないので、大変でした(^^;
それにしても、大変な収穫でした。
これからも、台風はまだまだやってきます。自然に逆らっても仕方がないので、上手にかわすしかないです。
お疲れ様でした。
万願寺トウガラシ、台風で倒れてしまいました。2mになっていたと思います。
畑は、お天気とも相談ですね。かなかこちらの言う事を聞いてもらえませんが。うまくいかないことが多いので、今度こそはという気にもなります。
やめずに何とか続けましょう(^.^)
研究熱心さに、いつも感心します。
連作障害対策のものを購入しましたが、小さい袋で
千円とお高いです。どれだけあれば、畑中に?
とりあえず、お試しに2袋だけ。1畝分になるかな?
180センチまで、成長した万願寺唐辛子。すごいなぁ@@
もう、畑はやめたいですけどねぇ。。。
秋ナスは嫁に食わすな、というくらい美味しいです(^.^)
私がつくっているのは、庄屋大長ナスです。大きく柔らかい実がたくさんなります。奥方もイチオシです(^.^)
「実を収穫するごとに枝ごと切る切り戻し」ということをするのですか!
何も研究せず、ほったらかしでやっていますので、駄目ですよね(><)
ありがとうございます(^_^)
青枯病ではないのでは、また元気になってきているようですから、これからもある程度は期待出来ますね(^-^*)
Drのナスの場合も同じでしょうか。とにかく、一矢報わずに撤退するのもしゃくですから。それに、ナスは万能野菜で奥方に受けが良いですし。
Drのナスの状態は、夏バテだと思います。これは必ず起こります。一昔前は、更新剪定といって、丸刈りにしていました。すると、新しい枝が出て、花が咲き、実がなる。今は、実を収穫するごとに枝ごと切る切り戻しがポピュラーになってきて、私もそれでやっています。
堆肥は地味ですが、野菜の基礎体力がつきます。堆肥には肥料分は少なく、菌と菌の棲み家を提供します。ナスはとにかく葉、少し紫がかった緑色の大きな葉が繁れば豊作間違いなしです(^.^)
私の場合、秋野菜は虫がすごいので、気温が下がるのをまって、ギリギリ遅くに撒くようにしています。といっても、大根は、撒くのが1週間遅いと収穫は1か月違いますから、他の人より2週間遅れが限度です。
ほんと、出来が悪いとガックリだし、出来すぎるとさばくのが大変ですね。あちこち配送するので、毎年、宅配代が頭痛の種です(^^;
180cmにも育ったり、3~4日でバケツ1杯も採れるのでは、それで十分ですね(^_^)
あとは、これからは、苗を1本も枯らさないで育てるだけですね(^-^*)
私は、ほったらかし農法ですが、それでも、今年は、是非ナスが採れるようにと少しは工夫しました。
まず、目が届くように、家庭菜園ではなく、庭に苗を植えることにしたわけです。また、苗も買うと高いものですから、多くの苗を自分で作るようにと種を買ってきて苗を作りましたが、7本しか出来ませんでした(~_~;)
また、植える場所に沢山の堆肥と肥料を与えれば、そこで育った苗には力が付くので、病気や虫にも打ち勝つのではないかと思い、多くの堆肥と肥料を与えました。
当初は、思惑通り、元気に育ち、幾つか実が生りだしたとたん、急に葉に元気がなくなり、全体的にも元気がなくなりました。結局、10個ほど収穫できた段階でもうご臨終かと思いました(><)
しかし、その後、枯れた葉っぱを取り去って放置しておいたところ、今では、また、元気を取り戻し、実を付け出しました(^-^*)
今後、どれだけ収穫できるか分りませんが、やはり、堆肥を沢山入れれば、そこで育った苗には力が宿り、病気にも打ち勝ち、再度蘇るのかな~などと思っています、、。
万願寺唐辛子の180センチは大きいですね~~
こういう大風にやられがちですね(;^_^A
でも、ご臨終では(笑)可哀そうですよ。
こちらも風がふきだしてます。門などバタンバタンとならないよう石留もしてきました。
私は大根の種まきの時は虫にやられないようにオルトランを根元にまきますが、
トマトもナスもキュウリもピーマン類など何もしません。
広いので連作しないのがいいのか、まぁまぁに成長します。
むしろ、採れすぎて困るといけないので(笑)肥糧少な目にしてます。ご近所より相当貧弱です(;^_^A