先々回のブログで、日本画家、長谷川朝風のほのぼのとした作品、『みちのく暮雪』を紹介しました。
今回の品は、同じ作者ですが、少し趣が異なる日本画です。
全体、65.2㎝x141.8㎝、本紙、44.2㎝x51.1㎝。昭和。
長谷川朝風(はせがわちょうふう、明治三四(1901)年ー昭和五二(1977)年):岐阜県生れ。日本画家。名は慎一。安田靱彦に師事。院展を中心に活躍。俳人としても知られる。
山里の祭りでしょうか、『夜獅子』の題の通り、暗闇の中、篝火に照らされて舞う一人獅子が描かれています。
先の雪国の絵とはだいぶ味わいが異なりますが、やはり郷愁をさそいますね。
これは良いですね!!!
でも遅生さまのコレクションですよね。
売り物ではないんですよね。
ムムム…
今日も良い一日でありますように(^^)/
でも、鬼を描いた能画のような激しい情念のようなところはなく、どこかほのぼのとした優しさを感じる絵ですね。
線を強調しないで、全体をもやっとした感じに表現しているところに温かみのようなものを感じるからでしょうか、、、。
さすがは一流の画家の作品ですね(^-^*)
市場的にはびっくりするほど低い場合が多いので、気に入った物を見つけた時は得をした気分になります(^.^)
篝火も、もやっと燃えてます。
それが温かみの源泉でしょう。
この辺は、素人が真似できないところですね。
表具が最初もっとシブイ色(濃紺)とかのほうがいいかなとも思いましたが、これはこれで典雅なかんじがしてステキです⤴✨
今の季節にピッタリですね💎⤴✨
いい絵ですね!
私はやっぱり長谷川さんの絵に暖かみを感じます。
日本画のイメージって教科書に載ってるザ日本画のイメージでしたが、こういう絵もあるんですね。
独特なものを感じます。
集めてしまうお気持ちが良く分かります。(^^)
ところが、あまり上等ではなく、折れ部が切れてきていて、軸を掛けると今にもビリっといきそうで、これまで一度もまともに掛けて見たことがなかったのです。
表具に出そうと思ったのですが、表具代をケチり、半紙をベタベタ貼って、何とか真っ直ぐに掛けられるようになりました(^.^)
あとは好みです。
そこに蒐集家の個性があらわれるのでしょう。
おそらく、陶磁器でも同じだと思います。
どこまで行っても自分は自分、自信を持ちましょう(と、いつも言い聞かせています(^^;)
獅子の立ち位置がいいですね~
長谷川朝風さんは院展作家さんでしたか?
ここ20年近く院展には(も)ご無沙汰していて観に行っておりません。
安田靱彦さんはもちろん存じておりますが・・・
実際の獅子舞観ても楽しそう(^^♪
実際には見た事も無いのに、記憶のどこかを呼び起こされるような不思議な感覚をおぼえます。
日本画にもいろいろな系列があって、内部事情は複雑ですが、良い作品に接することができれば我々は十分ですね。