陶胎七宝の小型茶壷です。
高 11.9㎝、径 9.0㎝、重 296g。明治初期。
反対側:
左側:
右側:
上側:
先回の茶入れより一回り大きいですが、ハートマークをちりばめた図柄は、よく似ています。
胎土はやはり、温かみのある薩摩系。
非常に単純化された花図ですが、軽快な音楽が流れてくるようです(^.^)
陶胎七宝の小型茶壷です。
高 11.9㎝、径 9.0㎝、重 296g。明治初期。
反対側:
左側:
右側:
上側:
先回の茶入れより一回り大きいですが、ハートマークをちりばめた図柄は、よく似ています。
胎土はやはり、温かみのある薩摩系。
非常に単純化された花図ですが、軽快な音楽が流れてくるようです(^.^)
音楽まで感じさせますますね(^-^*)
保存状態もいいですね(^-^*)
日本人には合いますね。
青手古九谷を見ているようです(^-^*)
探そうとして探せる品ではないので、ポツポツと。すると、似た物ばかり。しかも、お茶関係。で、この手の物は、もっぱら国内向けの地味七宝に違いないと考えてきました。しかし、そうでもなさそうなのです(^^;
ドクターさんも書いていますが、確かに緑に地紋が描かれている様は青手古九谷を彷彿とさせます
花文様が窓絵になっているのも、伊万里と似た雰囲気を感じますよね
コロナ騒動が収まったら、ぜひ故玩舘で現物を拝見したいです。
この大きさは棗より大きいようですが、茶葉をいれるのですか?
伊万里通のお二人に言われると、それもそうか、と悪い気はしません(^.^)
多分、両方とも、色使いに日本的なエキゾチズムが感じられるからでしょう。
他にもお茶関係の淘胎七宝をいくつか入手したので、こういう類いの七宝は、輸出ではなく、国内向けに作った品だとずっと思っていました。
何せ、資料がないので、手探りで失敗の連続でした(^^;
ハートマークかなとも思ったのですが、当時、日本でそんな気の利いたものは無かったと思います。
花びらをデザイン化したものではないでしょうか。
私の持っている品の三分の一ほどには、このマークで埋めています。同一の窯元の可能性が高いです。
それと、焼き物自体の制作時期は古いのですよね?
一方、絵柄はこう洋風といいますか…。
なかなかの逸品ということだけは分かりました!
基本は、銅や銀などの金属ボディに色ガラスを焼き付けた物です。
明治になって、日本の七宝産業が発達し、世界中に多数の七宝が輸出されました。
今回の品は、その中では例外的なもので、金属の代わりに、陶磁器ボディに色ガラスが焼き付けられています。非常に数が少なく、普通の七宝の百分の一位でしょうか。ちょっとマニアックな、知られざる七宝です(^.^)