遅生の故玩館ブログ

中山道56番美江寺宿の古民家ミュージアム・故玩館(無料)です。徒然なる日々を、骨董、能楽、有機農業で語ります。

陶胎七宝草花紋小茶壷

2021年04月25日 | 陶磁胎七宝

陶胎七宝の小型茶壷です。

高 11.9㎝、径 9.0㎝、重 296g。明治初期。

反対側:

左側:

右側:

上側:

先回の茶入れより一回り大きいですが、ハートマークをちりばめた図柄は、よく似ています。

胎土はやはり、温かみのある薩摩系。

 

非常に単純化された花図ですが、軽快な音楽が流れてくるようです(^.^)

 


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10 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
遅生さんへ (Dr.K)
2021-04-25 11:02:52
しっとりとした、温かみを感じる茶壺ですね(^_^)
音楽まで感じさせますますね(^-^*)
保存状態もいいですね(^-^*)
日本人には合いますね。
青手古九谷を見ているようです(^-^*)
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Dr.Kさんへ (遅生)
2021-04-25 12:03:52
同じような物ばかりで恐縮です。
探そうとして探せる品ではないので、ポツポツと。すると、似た物ばかり。しかも、お茶関係。で、この手の物は、もっぱら国内向けの地味七宝に違いないと考えてきました。しかし、そうでもなさそうなのです(^^;
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遅生さんへ (酒田の人)
2021-04-25 19:56:53
さすがに故玩舘!、七宝も多数収蔵されているんですね
ドクターさんも書いていますが、確かに緑に地紋が描かれている様は青手古九谷を彷彿とさせます
花文様が窓絵になっているのも、伊万里と似た雰囲気を感じますよね
コロナ騒動が収まったら、ぜひ故玩舘で現物を拝見したいです。
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Unknown (tkgmzt2902)
2021-04-25 22:00:40
花柄がスッキリしたデザインで現代的ですね。
この大きさは棗より大きいようですが、茶葉をいれるのですか?
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酒田の人さんへ (遅生)
2021-04-26 05:50:50
青手などはるかに遠い存在ですから、思いもよりませんでした。
伊万里通のお二人に言われると、それもそうか、と悪い気はしません(^.^)
多分、両方とも、色使いに日本的なエキゾチズムが感じられるからでしょう。
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tkgmzt2902さんへ (遅生)
2021-04-26 05:59:28
実際に使われた形跡はありませんが、先回の品は棗、今回のは茶壺だと思います。
他にもお茶関係の淘胎七宝をいくつか入手したので、こういう類いの七宝は、輸出ではなく、国内向けに作った品だとずっと思っていました。
何せ、資料がないので、手探りで失敗の連続でした(^^;
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Unknown (kibori-more)
2021-04-26 07:08:10
ハートマークって何時代から存在したのでしょうか?デザインも斬新❗前回のお棗もう一度拝見したら、ハートマークありますね⤴️セットかシリーズものなのでしょうか?遊び心満載。どのような方が使われていたのか興味深いです。
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kibori-moreさんへ (遅生)
2021-04-26 08:24:24
確かに現代的な斬新さがありますね。
ハートマークかなとも思ったのですが、当時、日本でそんな気の利いたものは無かったと思います。
花びらをデザイン化したものではないでしょうか。
私の持っている品の三分の一ほどには、このマークで埋めています。同一の窯元の可能性が高いです。
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いろいろとQuestion(^^)/ (ダム)
2021-04-26 17:44:27
今回の焼き物、そもそも七宝焼とは、釉薬の使い方に特徴があるのでしょうか…?
それと、焼き物自体の制作時期は古いのですよね?
一方、絵柄はこう洋風といいますか…。
なかなかの逸品ということだけは分かりました!
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ダムさんへ (遅生)
2021-04-26 19:40:06
七宝は今でも装飾品として女性に人気です。
基本は、銅や銀などの金属ボディに色ガラスを焼き付けた物です。
明治になって、日本の七宝産業が発達し、世界中に多数の七宝が輸出されました。
今回の品は、その中では例外的なもので、金属の代わりに、陶磁器ボディに色ガラスが焼き付けられています。非常に数が少なく、普通の七宝の百分の一位でしょうか。ちょっとマニアックな、知られざる七宝です(^.^)
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