花道具類の一番奥にあった白磁の水盤です。
54.8㎝x32.2㎝、高 6.7㎝。重 5.45㎏。明治ー大正。
大きくて重い水盤です。
クリーム色がかった落ちついた色合いの白磁です。
水盤は他にもいくつかあるのですが、これが一番気品があるように思います。
裏側には、焼成時の針支え跡が14個。
かなり使われていたらしく、内側に虫食いのほつれがあります。
こんな巨大な花器をどう使いこなしてよいのか、私には見当がつきません。
ためしに、椿の花を浮かべてみました。
なんとなく惹かれます。
調子に乗ってもう少し。
おお、これはいけそう、とドンドン行ってしまいました(^^;
あふれる椿、あきれる読者(^^;
花の精たちが、
うったえる何か。
10日後、
花の命の尽き方は?
私の母が教えていた小原流という流派には琳派調という活け方があり、こういう水盤を使っていたと思います。これはかなり上級の人でないと教えてもらえなかったと記憶します。
http://masa379348.blog18.fc2.com/blog-entry-5443.html
私は母に反発して本気で習わなかったから、この段階まで進まないまま嫁いできてしまいました。
これまた、大きな水盤ですよね!
この記事を見て、昔、秀吉(?)が、利休(?)に、大きな水盤と枝付の花を与え、これに活けてみよ、と命じられた際、花をむしり取って花だけを水盤に浮かべたという話を思い出しました。
既成の概念に囚われない、斬新な発想ですよね(^-^*)
小原流には、琳派調という生け方があるのですか。すこしのぞいてみました。ほんと、琳派を感じさせますね。
華道も奥が深いですね。
ありがとうございます。勉強になりました。
さすが、歴史好きのDr。
虚実入り混じってナンボが歴史ですよね。もし、正確無比の史実が並べられているだけなら、あまり面白みのないもので終わるでしょうね、受験の暗記物のように。
素人があれこれ思いをめぐらす余地がなくなってしまいます(^^;
遊び心がいいですね。
母が小原流の師範で、息子も準講師?というのでしょうか免状を持っていますが、私は才能無く、花を突っ込むだけです🤣
高校生の時、お花クラブでした。
文化祭の時に、先生が、私の作品を全部抜いて活け変えました。
トラウマを思い出しました。🥶
私には華道の流派のことはわかりませんが、1948219suisenさんのお母様も同じ流派で教えていらっしゃったそうですから、こういう花器は上級の女性が華麗に活けるのに適しているのかも知れませんね。
逆にいえば、素人男の手に余る(^^;
さいきんのお寺って花手水鉢があったりしますが、こがんかんの花手水はちせいさま入魂の椿風呂になりましたね✨(白に花の色は一色というのがすっきりしていて美しいです)うったえる何かが本当にありますね✨✨※乙女の横顔の本のタイトルが気になります💡